『勝手にガズーAWARD in 東京オートサロン2020』結果発表!!

2020年1月10日(金)~12日(日)にかけて幕張メッセで開催された東京オートサロン2020。
日本が誇る世界最大級のカスタムカーの祭典ということもあり、3日間で33万人以上の来場者を集め、大盛況のまま幕を閉じました。

そんな中、GAZOO.comでは『勝手にガズーAWARD』と称した、非公式の表彰企画を開催。
編集部員の独断と偏見で、GAZOO公式SNSへ”勝手に“ノミネート投稿をし、お客様のいいね数をもとにグランプリを決定するというもの。

賞は全部で以下6つ。

▼ドレスアップカー部門
▼チューニングカー部門
▼自動車学校部門
▼スープラ部門
▼86部門
▼コスチューム部門

早速、各賞のグランプリをご紹介いたします。

ドレスアップカー部門

ドレスアップカー部門のグランプリは、常に来場者の輪ができるほど、完璧な仕上がりのハコスカを展示していた『STAROAD』ブースに決定。
クルマづくりへのこだわりが半端なく、「押しつけがましいほど」(井上社長談)にすべての箇所に手を入れ、遮音、遮熱、エアコンなど、旧車ならではの悩みどころを解決してくれる熱い姿勢が、短い取材の時間でも半端なく伝わってきました。

レストアには、「1台に最低1年以上かかるため、常に5~6台が限界」といいますが、その人気の高さから、5年待ちというお客様もいるそう(その他にも残念ながらお断りしている方もいらっしゃいます)。オーナーだけでなく、チューナーからもたっぷりと愛情を受けたクルマは、このオートサロンでの存在感そのままに街中を気持ちよく走り、多くのクルマ好きが思わず振り返ることでしょう。

チューニングカー部門

チューニングカー部門のグランプリは、数あるR35 GT-Rの中から編集部がピックアップした『エンドレス』ブースに決定。
もともと西部警察のスカイラインジャパンターボに憧れていたという杉野代表。自らショップを始めた当初は2代目ソアラが中心だったものの、R32 GT-Rが出た頃からGT-Rにシフトし、そこからGT-Rをメインに30年間以上の実績のあるチューナーです。

こちらのR35 GT-Rは、お客様からの「コンビニにも行けて、サーキットでもめっちゃ速い」という要望を形にしたデモカーで、4.3Lで1100馬力は出るというデモカー。「主流は4L」というものの、同じような仕様のお客様もけっこういるそうです。

時折、クルマ好きがそのまま大人になったような可愛らしい笑顔を見せてくれながらお話しいただいた杉野代表。「お客様がお客様を呼んでくれる」というのも、丁寧な仕事と、この人懐っこい笑顔のおかげなんだろうなと感じられました。

自動車学校部門

自動車学校部門のグランプリは、AE86トレノをレストアした『花壇自動車大学校』ブースに決定。
これまでの自由な発想のクルマづくりとはガラッと変わって、生徒の皆さんからAE86のレストアをしたいとの強い要望があり、また、これまで以上に生徒の皆さんが”ONE TEAM”となって頑張ることで、クオリティの高いクルマが仕上がりました。あまりに生徒が頑張るので、先生もだいぶ残業なさったとのこと。

移設できるものは移設し“美しいほどにすっきり”としたエンジンルームや、光を当てると浮かびあがる独特のペイントの高い技術など、レストアのみならず、新しいカスタムのカタチを教えられた気がします。

スープラ部門

スープラ部門のグランプリは、エアロメーカー『VARIS』のワイドボディキットを纏った90スープラに決定。
「これまでさまざまな車種のエアロを製作してきた中で、1番難しかったんじゃないかな」(矢萩専務取締役)というほど苦労があったようです。
「ノーマルの丸みを帯びたスタイルを、よりシャープで角をたたせ、速さをイメージさせたい。ワイドにするのも、ただ横に広げると正方形に近づいて、戦車みたいになってしまうのも気をつけました」とお話しいただけました。

このエアロは、この後微調整のうえ、公道でも走れるようにして発売されるとのこと。今回のオートサロンでもさまざまなパーツメーカーが90スープラの開発を進めている話が聞け、今年のモータースポーツシーンや、次のタイムアタックシーズンでは、90スープラが各サーキットで活躍してくれそうです。

86部門

86部門のグランプリは、神戸のショップ『インパルス』ブースに決定。
展示されていた車両はお客様の車両だそうですが、とても美しい外観と機能的なパーツからは旧車という雰囲気は全く感じません。
「商売というより、自分がAE86が好きでやっている」とショップ代表が仰られる通り、お店にもクルマ好きが集まり、お客さん同士で会話しながらクルマに手を入れていくという愛車文化が根付いているそうです。

今回の展示中身はレース仕様ともいえる内容ながらも、ストリートでも乗りやすくアレンジ。同時にレース車同等のテストも行っており、耐久性もしっかり確保しているという、好きなクルマを長く楽しむための手間がかかっている事を感じます。AE86愛に溢れるお店と共に、オーナーさんとこれからも進化を続けることでしょう。

コスチューム部門

コスチューム部門のグランプリは『スズキ』ブースに決定。
今回のノミネートではハスラーをイメージするコスチュームを着たコンパニオンさんでしたが、トロフィーをお渡しする際には皆さんにご登場いただきました。

それぞれ今回の展示車両に合わせ、ストリートでの遊びをイメージするハスラーストリートベースに合わせた、元気でアクティブなコスチューム、スイフトスポーツ KATANA EDITIONのスタイリッシュさ、クールさ、力強さをイメージするコスチューム、そして、マリンレジャーや釣りなどをコンセプトとするジムニー シエラ マリンスタイルをイメージするマリンリゾート風のコスチュームと、それぞれの世界観を絶妙に表現したコスチュームが、ブースの雰囲気をさらに演出していました。

もちろん、そのコスチュームに負けない、コンパニオンの皆さんの輝く笑顔も、今回のグランプリ受賞に大きく貢献してくれていますよね!

編集後記

東京オートサロン2020を舞台に、初めて開催した『勝手にガズーAWARD』。
色々とお話しをうかがう中で、様々な新しい発見がありました。今回の経験を活かして、クルマ好きの読者の皆さんと一緒に盛り上がれる企画や、もっとクルマを使って楽しんでもらえるような情報をお届けしていきたいと思います。

実は、グランプリ受賞者へトロフィーをお渡しした際に、思いのほか皆さんに喜んでいただけました(と、勝手に思っているだけかもしれませんが…)。できれば来年以降も継続して、もっと喜んでもらえるアワードにできたらなぁ、な~んて妄想膨らませております。

もっとこうした方がいいというご意見ご要望がございましたら、ぜひ教えてもらえると嬉しいです。ご参加、お読みいただいた皆様、ありがとうございました!

『勝手にガズーAWARD in 東京オートサロン2020』のノミネート投稿はこちら

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road