まるでガチャガチャを回すようなクルマ選びで僕のところにきたスズキ・スイフト

  • スズキ・スイフト

クルマを選ぶときに何を優先して選ぶか?デザインか?性能か?はたまたライフスタイルに合った使い勝手か?百人百様の選び方があると思います。

スズキスイフトが初めての愛車という川住晴登さん。なぜスズキ・スイフトを選んだのかお聞きしました。

――早速ですが、スズキ・スイフトを選んだポイントは何ですか?

スイフトを選んだポイントというか、私がスイフトに乗っているのは偶然ですね。クルマ探しのときにスイフトを選んで探したわけではないんですよ。

――そ、そうなんですね。ではどんなクルマを探していたんですか?

クルマ屋さんに探してもらう条件として、予算とトランスミッションがマニュアルであることと、あと登録してから13年を超えると税金が上がるじゃないですか、なので13年未満ということでお願いしました。

この条件で探してもらって、クルマ屋さんが落札してくれたのがスイフトだったので、スイフトに乗ることになったのはたまたまという感じですね。

  • スズキ・スイフトの右リアビュー

――ということはですね、クルマ屋さんが違うクルマを落札していたら違うクルマに乗っていたということですか?

はい、その時に落札されたクルマに乗っていたかもしれないですね。

車種のこだわりというよりも、マニュアル車であれば不満はなかった感じです。それに、親に購入費用を出してもらっていたので、あまり注文も付けれなかったというのもあります。

――そんな経緯で乗り始めたスイフトですが、気に入っているところはどんなところですか?

パワーはあまりないですけど、その分エンジンを回せるのが楽しいですし、車体が軽いのでキビキビ走ってくれるんです。そういう運転のしやすいところは気に入っています。

あと、見た目的にも、同じ年式の同じクラスのコンパクトカーの中ではデザインは好きな方です

  • スズキ・スイフトのテールランプ
  • スズキ・スイフトのヘッドライト
  • スズキ・スイフトのメーター
  • スズキ・スイフトのシフトノブ

――川住さんは、普段からスイフトをどのような使っていますか?

通学、遊び、アルバイトに行く足とこれ1台で全てまかなっています。

通学は片道30kmちょっと、往復で60kmちょっと、これが毎日ですね。遊びはクルマの運転が好きなので、高校時代の友達が86に乗っているので、彼とはよく山などに走りに行きますね。

あとアルバイトの場所は家からそれほど離れていませんが、ついついスイフトで行っちゃうんですよね。なんといっても楽ですから(笑)。

去年の3月に乗り始めてから、約1年半で20,000kmぐらい走りましたね。

――クルマの運転が好きとのことですが、やはり小さい時からクルマは好きでしたか?

はい、好きでしたね。小さい頃は、私がクルマを好きだと知っている周りの人がミニカーを持ってきてくれたので、たくさんありましたね。

その頃はミニカーを買ってもらうとき、まだ車種は分からなかったのですが、見た目でかっこいいスポーツカーを選んでいたことが多かったと思います。

中学生になってからは好きなクルマがあればいろいろと調べるようになりました。その頃はホンダ・NSXが好きでしたね。

  • スズキ・スイフトで友達の86とドライブ

――NSXカッコいいですもんね! 今もNSXに乗りたいと思いますか?

いや、価格的に無理ですね……。他にも高校時代にいいなと思っていた、シルビアやFD型のRX-7もすごい値段になってしまっていて、なかなか乗ることができないですよね。

――確かにどんどん中古車価格が上がっていますもんね。今の愛車のスイフトはそろそろ走行距離が10万kmになりそうですが、どのくらい乗り続けるつもりとかありますか?

実は、今年の車検で13年を超えるんです。なので今回は車検を取ろうと思いますが、税金が上がるのもキツイので、車検が切れるちょっと前まで楽しもうと思っています。

――そういう現実的な選択肢も必要ですよね。じゃあ、乗り換えるときが来たら買いたい候補のクルマはありますか?

新型のスバル・BRZがいいですね。来年からは社会人になるので、スイフトの車検が切れるまでにがんばって頭金を貯めてローンを組んで新車でほしいですね。BRZは初代より現行型の方が好きですから。

今度は自分で買いますよ(笑)!

  • スズキ・スイフトの運転席に座る川住さん

条件的にマニュアル車であれば不満はなかったと言っていた川住さん。堅実的で、一見何でもよかったかの様に感じるクルマ選びですが、スイフトを目の前にして、そして実際に乗ってみての感想は、「これもありだな」だったのではないかと私は思いました。

これから車暦を重ねていくと中には印象が薄れていくクルマもあるかもしれませんが初めての愛車は時が経っても鮮明に心に残ることでしょう。

「あのクルマ、初めて乗ったクルマだよ」多くの人が一度は呟いたことがあるフレーズ。
川住さんも将来、スイフトが通り抜けるとスイフトと過ごした日々を思い出しながらそう呟く日が来るだろうと私は思いました。

(文:よしのけんいち)

[GAZOO編集部]

MORIZO on the Road