ハイソカーの代名詞だった、マークII、チェイサー、クレスタ3兄弟
まるで昔話(!?)のようだが、かつて「ハイソカーブーム」というのがあり、その中でもトヨタの『マークII/チェイサー/クレスタ』は一世を風靡した人気車だった。
とくに1988年に登場したX80系は、1990年に『カローラ』を凌ぐ年間販売台数を記録したのだから、驚きというほかない。
ハイソカーの代名詞だった「X80系」3兄弟
前世代はブラックのクリスタルピラーがトレードマークの『マークII』の4ドアハードトップが有名。その後継車として登場したのがX80系だった。『マークII』は数えて6代目、『チェイサー』は4代目、『クレスタ』は3代目で、3車が足並みを揃えての一斉の登場。『マークII』はハードトップとセダンとキャリーオーバーのワゴン、『チェイサー』はハードトップ、『クレスタ』はプレスドアのセダンへの一新となった。
スタイリングは3車とも、前世代よりも丸みを持たせ、決して派手ではないが上品さを打ち出しにしたもの。『マークII』のセダンはオーソドックスな4ライトになり、『クレスタ』は同じセダンでも前述のとおりプレスドアがより上質な雰囲気で差別化していた。
『マークII』と『チェイサー』のハードトップは、キャビンまわり(ガラス類、ドアパネル)は共用化しながら、フロントとリヤエンドをそれぞれ専用のデザインにし、同じ高級感でも『チェイサー』はスポーティよりの雰囲気が与えられた。
カタログは3車とも表紙に車名ロゴだけを記したシンプルな仕上げ。細かなことだが、筆者の感覚が間違っていなければ、表紙以外のカタログ本編の“紙の厚み”は指で触ると『マークII』がもっとも厚みがあり、『チェイサー』『クレスタ』の順で厚みが変わって(薄くなって)いく。迂闊にも発表当時にこのカタログを手にした時には気づかなかった。
搭載エンジンは6気筒の2リットル、1G系がメインで、1G-GTE型(ツインカム24・ツインターボ)、1G-GZE型(ツインカム24・スーパーチャージャー)、1G-GE(ツインカム24)、1G-FE(24場ルビ)を設定。ほかにセダン用に4気筒の1.8リットルや2.4リットルのディーゼル(ターボとNA)も用意。89年のマイナーチェンジでは3リットルも追加している。
サスペンションにTEMS(電子制御サスペンション)を設定したほか、世界初(!)を謳った装備にはワイドウインドゥワイパーがあった。ワンタッチ格納式リヤヘッドレスト、クリアランスソナー(これも世界初)など、進歩的な装備でもユーザーの心を捉えた。
とくに1988年に登場したX80系は、1990年に『カローラ』を凌ぐ年間販売台数を記録したのだから、驚きというほかない。
ハイソカーの代名詞だった「X80系」3兄弟
前世代はブラックのクリスタルピラーがトレードマークの『マークII』の4ドアハードトップが有名。その後継車として登場したのがX80系だった。『マークII』は数えて6代目、『チェイサー』は4代目、『クレスタ』は3代目で、3車が足並みを揃えての一斉の登場。『マークII』はハードトップとセダンとキャリーオーバーのワゴン、『チェイサー』はハードトップ、『クレスタ』はプレスドアのセダンへの一新となった。
スタイリングは3車とも、前世代よりも丸みを持たせ、決して派手ではないが上品さを打ち出しにしたもの。『マークII』のセダンはオーソドックスな4ライトになり、『クレスタ』は同じセダンでも前述のとおりプレスドアがより上質な雰囲気で差別化していた。
『マークII』と『チェイサー』のハードトップは、キャビンまわり(ガラス類、ドアパネル)は共用化しながら、フロントとリヤエンドをそれぞれ専用のデザインにし、同じ高級感でも『チェイサー』はスポーティよりの雰囲気が与えられた。
カタログは3車とも表紙に車名ロゴだけを記したシンプルな仕上げ。細かなことだが、筆者の感覚が間違っていなければ、表紙以外のカタログ本編の“紙の厚み”は指で触ると『マークII』がもっとも厚みがあり、『チェイサー』『クレスタ』の順で厚みが変わって(薄くなって)いく。迂闊にも発表当時にこのカタログを手にした時には気づかなかった。
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