S−GT 第4戦セパンのタイヤ
60kgのハンディウェイトで臨んだスーパーGTマレーシア戦、ペトロナス・トムス・SC430が選択したタイヤは...
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1月中旬、当地で行われたスーパーGTメーカー合同テストにトヨタは2台の車を持ち込みました。(TRDの開発車両とトムス号(現ぺと子ちゃん))。
トムス号はタイヤテストがメインのお仕事で、アンドレを中心にしてトヨタのBSドライバー達がひと固まりのメニュー(正味2時間くらいで4〜6セット)を担当し、様々なアプローチでタイヤの開発テストを実施しました。
もちろんメニューの中にはセパンレース向けの項目もあり、レースで使えそうなベースとなるコンパウンドを数種類選定しました。
ブリヂストンはそのテスト結果をもとにセパン戦に照準を合わせたコンパウンドを数種類用意して、国内で行われてきたタイヤテストを経てチームは現地持ち込みのタイヤを絞り込みました。
持ち込み制限のなかで、トムスは3種類のタイヤを用意しました。
(メインの2種類とバックアップ用に1種類)
@ソフトコンパウンドは新型の改良コンパウンド。
Aハードコンパウンドにはセパンテストで選んだ07年仕様のコンパウンド。
Bバックアップ用ハードゴム。Aの改良コンパウンド
@とA、硬さの違うコンパウンドを金曜日に比較して、Aを予選から決勝スタートのマーキングタイヤに選択しました。
通常は予選(スーパーラップ)を考えてタイムの出るソフトコンパウンドを選択するのがセオリーなのですが、今回のハンディウェイトは60kg、これ以上重たい車は#23号車しかいないのでスーパーラーップ進出よりも決勝の安定性を重要視して、セパンテストで十分に実績のあるハードコンパウンドのタイヤにしました。
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テストの好感触からアンドレがとても気に入っていたコンパウンドでもあったので、
彼にとっては安心してスタートできるタイヤだったと言う方が大きいのかも
これが功を奏してアンドレのスティントでは非常に安定したラップを刻むことが出来て、予定よりも4周ほど多く周回し予想外のポジションアップ+ポジションキープに成功しました。
路面温度が若干下がった寿一のスティントではコンパウンドが硬くふるまってしまい、序盤に本来のグリップが得られず難しい状況で走行する事となってしまいました。
しかし、寿一得意の粘りの走りでタイヤを温め、徐々にグリップが安定してきてからは、後方からソフトコンパウンドで追いかけてくる#6を振り切ってシングルフィニッシュ!
気温の低くなる第2スティントでは皆と同じくソフトを選択する事も考えられました。1月のテストでは気温の低い時にわざわざロングランテストをしたり、このゴムの特性を十分に把握していたので、迷わず同じコンパウンドで出す事にしました。
#6のタイムを見ると、アンドレをあと3〜5周のばし、寿一のタイヤをソフトにしていればもう少し前を追えたのかな?と言う所ではありますが、60kgのウェイトは想定以上にタイヤに負荷をかけてしまうので結果としてはこれで良かったのだと考えています。

セパンでは概ね 0.5〜0.25sec/10kg 程度ラップタイムに影響が出ると想定されるので、
十分頑張った!で賞を受賞しました。