ご質問のミラーの件 (S-GT Rd.5 Sugo)
基本車両に設置されているものと同等以上の面積の室外ミラーを設置しなければならない。
5〜6年程前になるのでしょうか、ドライバーの後ろに隔壁を作ってよい事になりました。
それにより室内のミラーが機能しなくなり、後方視界の確保と言う観点から、上記規定が出来たと記憶しています。
それ以前では、サイドミラーには明確な面積の規定があって、多くのGTカーは、軽量コンパクトかつ、規定面積を満たしたレース専用の市販ミラーへ交換して参加しておりました。
規定にある 同等以上の面積 と言うのがクセモノで、複雑な曲線で作られる鏡面の面積は、実際にレース現場での車検では測定のしようがない項目であり、面積の測定については、不問として来たと推測されます。
近年空力開発競争が激化し、ミラー形状の最適化も争点のひとつになってきました。
NSXのように、メーカーオリジナル形状のミラーの開発も、行われるようになりました。
レース展開においても、些細な接触でペナルティーをとられるケースが頻発し、ドアミラーの重要性が以前にも増して来たと考える、メーカーやチームが現れて当然だと思います。
これらから、NSXはオリジナルのミラーを作る際に、規定もクリアするように作ったはずなので、他メーカーのものが小さいのではないのか?という疑問が出てきたのではないでしょうか。
トヨタ陣営としても、面積が規定に合っているのかどうかの検証は、実施していたと聞いておりまして、問題ないとの結論に至っていたものと思われます。
いずれにしても、昨日今日突然湧いてきた問題ではない事は確かです。
菅生の予選後#18ドームチームから#38セルモチームへの抗議があり、#18チームによって用意されたSC430の市販ミラーとの比較の結果、規定を満たしていないと言う事で、予選タイム抹消と言う結論に至ったと聞いております。
(予選前日、非公式の申し入れがあり、日産チームは大型のミラーを急遽用意して取り付けました。トヨタチーム、は面積に問題はないとの結論から、現状維持で予選前の車検を受けて、全車合格しています。)
(また、抗議の詳細や結果に至る経緯について、トムスは当事者ではございませんから、正式に説明を受けておりません。)
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予選2回目〜レースについては、ご存じのとおり、実際には使い物にならない様なミラーテープで面積を拡大して、要求された規定を満たしました。
なぜ、#38だけに抗議がいくの?と言う疑問について
- 抗議はチームがチームに対してのみ行う事が出来るが、 1件について数万円の料金が発生する。
- 全トヨタに抗議を出したら、それだけで莫大な費用が発生するので、対象を1台に絞ったのではないかと思われる。
- トヨタチームのなかで、シリーズや菅生レースについて、最も上位に行きそうな車が予選上位の#38だった。
と言う事なのではないかと推測します。
なお、#18は正当な申し入れや抗議手続きをとっていて、何ら非がある訳では無いと言う事を付け加えておきます。
トムスとしても、もしも悪意のある明確な車両違反が他チームに見られた場合、同様の手続きを行う場面も出てくると思います。
いずれにしても、これらのやり取りから、お客様を待たせてしまった事、予選結果が変わってしまった事で、ご迷惑をおかけしてしまいました。
本件の場合、わざわざ現場で争点とする事でもなく、事前に検証して解決しておけば済む話じゃないのかなと個人的には思いました。
また、チームとしてもTRDに頼りきっていて、自分たちで検証をしていませんでしたから、トムスにも問題があります。
本当に申し訳ございませんでした。
GT300についても同様の規定がある訳で、誰かが正当に手続きをとれば、多くの車両が規定対象外となってしまいます。
これまで、何の障害もなく数年にわたりレースを行ってきた経緯から、プライベーターの多いGT300については不問にすべしとの提案や、今回のようなケースについて、メーカーやチームは事前に解決する努力をして欲しいとの申し入れもありました。
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トムスのミラーは、クラフトスクエアさんからスポンサードして頂いております。
トヨタチームはすべての車両でトムスと同じものを使用しており、今回の一件で対策された面積拡大バージョンを迅速に製作して納入していただいて、鈴鹿1000kmレースに間に合わせていただきました。
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