氷見・温泉郷、女将の魚巡り

創業70年の氷見浜の料理宿の3代目女将が綴るおいしい日記です。
海の幸、山の幸、氷見人の幸をお届けします。


板前さんの小技シリーズ(1) 筍

2008年2月8日

氷見の地酒、高澤酒造場の原酒=利右ェ門の絞り その1

昨日、氷見の高澤酒造をたずねると・・・「明日、絞るよ」と、お父さん。
絞る!?・・・そう聞いて、訪ねない手はありません。

 

朝、「おはようございますー」と、入っていきます。


前を歩くのは、7代目でもある杜氏の龍ちゃん。

 

 

真新しい酒造場ですが、酒のタンクが置かれているところは、大正時代の酒蔵。

 

 

建て替えの際にも、この蔵はしっかり守られました。

 

酒の絞り袋を握っているのは、お父さん。

 

 

きゅっとひねって、一定量を絞り袋に入れます。

 

 

そう、高澤の酒は、本醸造も大吟醸も、すべて「佐瀬式」・・・

 


蔵の立替の際には、空気圧で搾る蛇腹型の「薮田式」を導入しようか・・と思ったそう・・・

 

「大吟醸や高いお酒だけを佐瀬式にして、普通酒は薮田式って言うところが多いんだけどね・・・」といいつつ、昔ながらに時間も手間も人手もかかる「佐瀬式」だけにしたそうで・・・

 

 

 

では、その「佐瀬式」の絞り工程をどうぞ。

 

 

お父さんが袋に入れます。

 

 

たっぷりと酒の入った袋を槽(ふね)の中に並べます。

 

 

酒のタンクのところでは、均等に滑らかにポンプに酒が運ばれていくように、ずーっとまわし続けます。

 

 

この作業が、ずーッと続きます。

 

 

槽(ふね)がいっぱいになったら、2段目の槽を載せます。

 

 

槽(ふね)の一番下からは、重ねられた袋の自重で、じわじわと漉された酒が・・・

 

 

じわじわじわ・・・・・

 

 

また、槽(ふね)がいっぱいになったら、3段目の槽を乗せます。

 

 

おっとっと、本日はココまで。続きはまた今度。

 

今日の氷見は雪模様。外の酒の空瓶たちも寒そうです。

 

 

海際にある高澤酒造場の酒たちは、潮風を感じながら、うまい日本酒になって行くのであります。


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2008年2月8日 10:45

コメント

オリエンタルリリー [2008年2月8日 14:46
こんにちは。絞りたてのお酒は、少し色がにごってるんですね。確かににごったお酒で伊『一番絞り』って呼ばれてた一升瓶を見た記憶が・・・このあまった酒かすは粕漬けになったりするんですよね。お酒って無駄がありませんね。
氷見温泉郷魚巡りの宿永芳閣 [2008年2月13日 11:03
女将→オリエンタルリリー様
袋でろ過するだけなので、どうしても、そのままでは濁ります。
しばらく置くと、オリが沈殿するので澄んできます。
それから瓶詰めするので、オリは写真の状態よりも少なくなります。
でも、この濁りが「生!」って感じで旨いんですよね。

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