フライフィッシングと郡上釣り
郡上が渓流釣りのメッカだということは、前にお話ししました。郡上の職漁師が作り上げた「釣法(ちょうほう)」とその思想が、今も脈々と受け継がれています。そんな中に、フライフィッシングの文化がやってきました。

これは郡上八幡の市街地の近くの吉田川…
もう10年以上前からフライフィッシングの人気スポットになっています。
郡上の渓流釣りとフライフィッシングの大きな違いは
もちろん、仕掛けが大きく違いますが
それはまた違う機会にお話しするとして…
その他の大きな違いは
釣った魚を食べるか食べないかの違いです。

郡上釣りは、職漁師が編み出した釣法だから
当然、釣った魚は食べます。
このことを
「大切な自然の命を殺す環境破壊だ!」
と非難されたことがあります…。
フライフィッシングは
釣った魚をリリースするから
環境にやさしいと…。
でも、ぼくたちはそんな風に考えていません。
自然からいただいた大切ないのちを
「食べる」ことが一番
いのちを大切にすることになるし、
同時に、「食べる」対象だからこそ
「失ってはいけない大切な資源」として
私たちの食文化にちゃんと位置づけられる…。
そんな対象として渓流魚を考えています。

でも、一番いけないのは無関心…
ぼくが知っている
フライフィッシングの仲間たちも真剣に環境のことを考えているし
郡上釣師も真剣に考えている…
川や魚に関心を持つことが
まず、「はじめの一歩」
だと思います。