郡上明宝 つれづれ日記

長良川の上流、郡上踊りが有名な郡上八幡の片田舎で、都市にすむ方々に自然体験や農山村体験を提供しています。田舎で巻き起こるたのしい「事件」をいっぱいお伝えします。


山と川の学校のコアスタッフ(ゆきちゃん)

2008年3月1日

フライフィッシングと郡上釣り

 郡上が渓流釣りのメッカだということは、前にお話ししました。郡上の職漁師が作り上げた「釣法(ちょうほう)」とその思想が、今も脈々と受け継がれています。そんな中に、フライフィッシングの文化がやってきました。

 

 

これは郡上八幡の市街地の近くの吉田川…

もう10年以上前からフライフィッシングの人気スポットになっています。

 

郡上の渓流釣りとフライフィッシングの大きな違いは

もちろん、仕掛けが大きく違いますが

それはまた違う機会にお話しするとして…

 

その他の大きな違いは

釣った魚を食べるか食べないかの違いです。

 

 

郡上釣りは、職漁師が編み出した釣法だから

当然、釣った魚は食べます。

 

このことを

「大切な自然の命を殺す環境破壊だ!」

と非難されたことがあります…。

 

フライフィッシングは

釣った魚をリリースするから

環境にやさしいと…。

 

でも、ぼくたちはそんな風に考えていません。

 

自然からいただいた大切ないのちを

「食べる」ことが一番

いのちを大切にすることになるし、

同時に、「食べる」対象だからこそ

「失ってはいけない大切な資源」として

私たちの食文化にちゃんと位置づけられる…。

 

そんな対象として渓流魚を考えています。

 

 

でも、一番いけないのは無関心…

 

ぼくが知っている

フライフィッシングの仲間たちも真剣に環境のことを考えているし

郡上釣師も真剣に考えている…

 

川や魚に関心を持つことが

まず、「はじめの一歩」

だと思います。


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2008年3月1日 11:42

コメント

blue [2008年3月1日 22:57
釣りを始めて数年の駆け出しFlyfisherです。
私も基本は再放流(リリース)派ですが、年に1〜2回家族と食べるために3〜4匹釣った魚を持ち帰ります。
ですが、ベテランとお見受けする餌釣り師の方の中には一日に何十匹と釣って当然のように持ち帰られる方が見えるようですね。
決して環境破壊だとか残酷だとは言いませんが、一人ひとりの釣り人がそれぞれ毎日相当数の魚を持ち帰ってしまう現状には今後も釣り場が維持されるのか正直不安になってきます。
要は“程度モン”ということだと思います。
現在、ほとんどの人が職漁師ではなく“趣味の釣り人”でしょうし、そもそも魚を根こそぎにしそうなペースで持ち帰るのは職漁師の思想にも反するのではないでしょうか?
よそ者のヒヨッコが何を言うかと気分を悪くされるかもしれませんが、こちらのブログを拝見して、つい日頃考えていたことを投稿させていただきました。

みっしー校長 [2008年3月3日 15:43
 blueさん、貴重なご意見ありがとうございます。“ひよっこ”どころか、そういったご意見を聞きたいと思っていました。
 たぶんblueさんも同じだと思うのですが、「魚たちが絶えない豊かな川を残したい」ということなんだと思います。
 そのために、ぼくは「リリースするより食べた方がいい」と思っているし、blueさんは、「食べると言っても程度があるんじゃないか」と思っている。
 ぼくも時には10匹〜20匹の釣果がありますが、そんなときは冷凍庫に入れて少しずつ解凍しながら食べたり、近所におすそ分けをしたりします。そんななかで「あまごの煮付け、おいしかったよ!」と礼を言われたりします。「味」が文化として根付く瞬間です。「この味を失いたくない」と思う人がたくさんいれば、川の魚たちの未来も明るいと思うわけです。もちろん、節度は必要です。職漁師は次の年に激減するような、むやみな釣りはしないものです。
 これからも、魚のこと、川のことを書いていきたいと思います。その時には、ぜひご意見をお聞かせください。

にゃっ太 [2008年3月3日 20:08
このそばに入っている魚はなんですか?あゆ?山女?すごいうまそう。にしんそばならぬ●●そばですね。
みっしー校長 [2008年3月4日 10:25
 にゃっ太さん、こんにちは。これ、アマゴそばです。渓流魚(マス科)のアマゴを甘露煮にしてニシンそばのように食べます。ニシンそばほど甘辛くせず、薄味に煮ています。おいしいですよ。
 私たちの地方では、アマゴを焼いたり煮たりする他、燻製にしたり、開いて一夜干しにしたり、フライや天ぷらにしたり、いろんな方法で食べています。アマゴは食卓に欠かせない大切な食材なんですよ。

blue [2008年3月4日 20:35
みっしー校長先生
 こんばんは、さっそくお返事のコメントありがとうございました。
 3月も後半になれば気候も良くなりドライフライへの魚の反応も良くなってくると思いますので、郡上周辺の川へ出かける機会も多くなりますが、もしかしたらどこかでお会いできるかもしれませんね。

 さて、リリースの他にも釣りの現場で気になるのは、やはりゴミの問題ですね。
フライはキャスティングの特性上、頭上の枝にフライをひっかけたりすることが多いのですができる限り回収しますし、ラインの先端のティペットは頻繁ン交換しますが当然すべて持ち帰ります。
 できるだけ他の人が捨てていった糸なども丸めて一緒に持ち帰るようにしていますが、飲み物の空き容器や餌や仕掛けのパッケージのゴミまでは正直拾いきれません。
 釣り人以外のゴミも多いですが、せめて川で遊ぶ人は自分の出すゴミは始末していただければと思います。

 また、長い文で申し訳ありません。
 今後も釣り関連の記事を楽しみにしています。

みっしー校長 [2008年3月5日 9:50
 blueさん、こんにちは。ほんと、陽気が春めいてくるとぼくもなんだかワクワクしてきます。川岸のネコヤナギもふっくら芽をふくらませてきました。
 blueさんの言うとおり、フライマンの出したごみはほとんど無く、餌釣りの人が出したゴミだろうと思われるものがほとんどです。
 もう、川に何か(ゴミでなくても焚き火跡などでも)を残して立ち去るのは、今どき信じられません。せっかく気持ちがいい川べりに立つんですから、気持ちよくすごせる環境を守りたいですね。
 それでもぼくが渓流釣りを始めた頃(20年ほど前)に比べたら、格段にきれいになっています。その頃は、「水に流す」っていう言葉があるように、川にごみを捨てて帰るのが当たり前になっていました。それから考えるとかなりよくなっているので、もう少しだと思います。がんばりましょう。

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