鬼退治紙芝居と縄文VS弥生戦争!
全国あちこちにある鬼退治伝説。私たちが住む郡上市にも鬼退治伝説があります。

今年の秋、冒険キッズを展開している郡上市美並町粥川地区。
前にもお話ししましたが、この地域には鬼退治伝説があります。
瓢ヶ岳(ふくべがたけ)に棲む鬼に悩まされてきた村人たちが
朝廷に鬼退治を懇願します。
朝廷から命を受けた藤原高光という武将は、何度か失敗しながら
最後には、ウナギに道案内されて鬼退治に成功するというお話しです。

これを、研修の日に、オヤジが紙芝居でわかりやすく説明しました。
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はなしは、ビューンと飛ぶのですが…
郡上では縄文土器がいっぱい出土されます。
弥生の土器はほとんど出土されません。(少しはありますが…)
郡上は縄文の時代が長く、弥生の影響を相当遅くまで
受けないで歴史が流れたんではないかと思われます。
ご存じのように
縄文人は、狩りや植物採集をしながら暮らしていました。
ちょうどアイヌ民族のように、自然を神と崇め
自然と共生しながら暮らしていました。
しかし、朝廷の支配が郡上にも及んできて
狩猟・採集しかしない縄文人を「鬼」として弾圧して、
新しく日本へ来た弥生人(文明人)たちが
支配する社会になったのではないでしょうか…

鬼退治伝説がある郡上市美並町には
「木地師」の末裔がたくさん住んでおられます。
「木地師」っていうのは、里に定住せず
森の中を移動しながら、木製の椀を作ったり、鉱物、薬草などを
時々里へ降りてきて里の民と物々交換しながら暮らした森の民です。
木地師が発明した「ろくろ」が、
現在の陶器の「ろくろ」の原型だといわれています。
この「木地師」は、縄文人の名残だと考えられます。
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森で平和に暮らしていた縄文人が
「鬼」として退治されたんだとしたら、
粥川の鬼退治のお話も
「めでたし、めでたし…」では終われない
歴史の重さを感じます。

この洞穴は、マンガン鉱跡です。
鬼退治伝説の粥川地区にあります。
古い鉱山にも、森の民たちの情報や知恵が関与していたでしょう。
ちょうど『もののけ姫』のたたら場のように…

今はもう、苔むしたただの洞穴になっていますが、
ここに縄文のロマンを感じるのは、ぼくだけでしょうか…。
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自然に神を感じ
自然と共生して暮らす
縄文の思想を
もう一度評価しなおす時代が来たような気がします。
粥川の鬼退治伝説から、そんなことを感じました。
