春待つ花
春待つ高原の森では、ザゼンソウが咲きました。
まだ残雪で靴が粘りつく森の中は寒く、散策するのは厳しいなと思っていると、
ところどころで春の植物が顔を出し始めていることが判明しました。

ザゼンソウの花です。
花弁の重なり具合が、僧侶が座禅を組んでいるように見えることから
こう呼ばれています。またはダルマソウ(達磨草)とも呼ばれることもあります。
ミズバショウと同じサトイモ科の植物ですが、ミズバショウの清楚な白と
ザゼンソウの独特の色合いはかなり対照的です。また、この花は
なんともいえない臭いがあり、あまり一般ウケしていません。
ザゼンソウは他の植物とは異なり、雪が残る森の下で、自らが発熱して
雪を融かすことができます。その性質のおかげで他の植物が芽を出す前に
一花咲かせることができるのです。
ただ、この時期は落ち葉の貯まった地面の色と似ていて、うっかりしていると
見過ごしてしまいます。要するに、春一番に咲くのに地味なんです。

正面は不気味な様相ですが、後ろから見るとなかなか可愛らしいのです。
これならまさしくダルマの後ろ姿です。。。