バイオガスプラント
*牛乳の故郷那須*で、「バイオガス発電のプラント」を見に行きました。
那須塩原市にある栃木県の酪農試験場に、この4月バイオガス発電プラントが出来、発電を開始しました。

・目的
県では、環境への負荷をより抑え、地球温暖化防止にも貢献できる酪農経営として、バイオガスプラントを活用し家畜糞尿から発生するバイオガスから、電気及び熱エネルギーを回収するとともに、副産物である消化液を肥料として利用することで化学肥料の低減を図る酪農経営を「バイオガスエネルギー活用型酪農経営」として位置づけ、推進する。

・プラント最大処理能力
家畜排泄物など 4,850kg/日 食品廃棄物 1,000kg/日
・今後の実証展示試験予定
@経済性 Aエネルギー効率 B物質収支 C環境影響 D消化液利用技術 Eその他の研究

バイオガスプラントとは、家畜糞尿【水分95%】、に産業有機廃棄物を混合し、発生したメタンガスを燃やし、熱と電気を得るシステム。
先日友人の酪農家とそこを見学に行きました。さすが酪農の盛んな栃木県の試験場が作った物なので、なかなかの施設でした。
ここまでの施設【いろいろなところでコンピューター制御などが取り入れられている】ではないにしろ、デンマークなどでは、個人あるいは数件の農家で組織を作り、バイオガス発電のプラントを作り、経営的にプラスとなっているという話を聞いていました。
「デンマークという国、自然エネルギー先進国」【ケンジ・ステファン・スズキ著】、〈風のがっこう栃木〉研修業務支援、「風のがっこう」(デンマーク)代表の講演から。

しかし、個人農家としては、売電価格の問題もあり、まだかなあという感想をもちました。
プラントを通した糞尿は生のままより処理しやすく、また熱も牛舎や住宅で使えるなど多くの利点があります。
上記の研究が進み、地元の業者によりより安く簡単な設備ででき、それが、地域の産業有機廃棄物などの利用にも役立つようなシステムが出来て、経営的にもペイするようになると、この地域の農業、エネルギー事情にとっても、プラスとなっていくでしょう。試験場よ、県よ、さらに農家にとってより使いやすいように設備、システム、法の整備をしていくことのぞみます。欧州で出来ていることが日本でできないわけがないと思うのです。