牛乳の故郷、那須より


那須岳の麓に広がる緑の高原には、300件以上の酪農家の牧場が点在しています。多くの温泉を抱え、都会のオアシスとして、牛乳や米、新鮮な野菜など都会の食の供給地としての那須からみなさんに季節のたよりをお送りします。


せみの声も聞こえ始めて、いよいよ夏ですね

2008年7月12日

ガラガラの牛舎

*牛乳の故郷那須*からこの夏のわが農場の牛舎事情のお話をします。

52分の32,これは何の数字でしょうか。

ガラガラの牛舎を表す数字です。

わが農場の搾乳牛舎は、52頭の牛が繋げる牛舎です。その牛舎で搾乳される牛の数が先日、32頭になってしまいました。まさに、搾乳時ガラガラで、気持ち的にあっという間に搾乳が終わってしまいます。

 

搾られる乳の量も、52頭そろえば、1日、1400〜1500キロなのに、なんと900キロまで落ち込んでしまいました。

 

なんでとお思いでしょうが、それは、この7月8月に出産予定の牛が、7月8頭、8月13頭と、合わせて、21頭いるからです。

 

牛は、妊娠期間が10ヶ月、出産してから乳を搾られる期間も約10ヶ月、そして、出産の前2ヶ月は乾乳といって、乳を搾らない期間があるのです。母牛は、種付けという人工授精により子牛を宿します。この種付けは、子牛を産んでから約2ヶ月たったころの発情の日に行います。発情が弱かったり、種のつきが悪かったりすると、次の発情の日まで、約一ヶ月待たなければなりません。

で、昨年の夏は、種付け候補牛の種の付きが悪く、つかないまま秋にずれ込み、秋になって一斉に種がついたものだから、翌年、つまり今年の夏のベビーラッシュになったわけです。

 

 

夏は、牧草の収穫、トウモロコシの収穫、そして、夏休みになるとひっきりなしの来場者、アイスの製造・出荷が増えるところにきて、子牛への哺乳がふえ、また、産んだばかりの牛の搾乳は、別のバケットでの搾乳になり、考えるだけでも目が回りそう・・・・・です。

出荷する乳の量が増えるのは楽しみですが・・・・。

 

そんな忙しい夏がもうすぐそこまでやってきています。今日もまた一頭子牛が産まれました。うれしいことにメスでした。

 

 

 


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2008年7月12日 13:00

コメント

さんじ18 [2008年7月13日 0:04
乳を10ヶ月間しか取れないとは、知りませんでした。

飼料の値段も上がり 1日も休むことなく牛の世話と大変でしょうが、頑張ってください。

牧場のおじさん [2008年7月14日 5:04
さんじ18さんお返事ありがとう。
自分もここにくるまでは、そういうこと全く知りませんでした。生産の場では人知れぬいろいろなことがあるのでしょうね。皆さんもいろいろな情報を発信してください。

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