生き物と共生する農業
*牛乳の故郷那須*から生き物と共生する農業を学びに、長野県飯島町に行ってきました。
飯島町は、1000haの町全体をアグリネイチャーでという心持の町だそうで、はじめは、地元の農業者の勉強会だったものが、広げていこうということで三年前からアグリネイチャースチュワード協会主催の講習会になったそうです。

アグリネイチャー(農業自然)とは?
自然は人間活動の直接的な影響が少ない第一次自然(原生自然)と、生活や経済事業によって何らかの改変がなされている第二次自然に区別されています。農業や林業は自然資源を利用するために少なからず生物生態系に直接影響を与えていますが、工業など他の産業とは異なり、生物を育てる産業として野生生物と共生する長い歴史を持っています。
化学農薬や化学肥料・土壌改良剤を使わず、自然との共生をはかる農業…縄文・弥生時代以降ほんの50年ほど前までの日本の農業はまさにそれでした。自然と人間は対立関係ではなく共生関係にあるのです。このような農業が作り上げてきた「互いに依存しあう共生関係がある第二次自然」を私たちは「農業自然」と呼び、その自然を守る農業者の主体的な役割と責任を大切にしたいと思います。
(アグリネイチャースチュワード協会冊子より)
で、この講習会は、丸二日、足かけ三日のスケジュールで行われました。

飯島町の取り組みの様子を話してもらった後、
「農業自然の基本構想と経営戦略」、
「自然共生農業の作る農産物ブランド」
「農場に生きる野生生物の知識とマネージメント@」
と講義を受けたあと、

「ビオトープ建設実習」

「水田・里山の生き物調査実習」

それを受けて、
「農場に生きる野生生物の知識とマネージメントA」
「自然共生栽培の生産技術体系」
と、また講義を受けて、
「水田の虫見板利用技術」

と、実習があり、
さいごに講師陣による
「生物多様性基本法と自然共生農業」
についての討論会があり、

ワークショップ、
「ビジネスプラン作り」
「資格試験」
で終わった。
講師が多彩であり、一流であったことと、参加者の意識が高かったことでとても有意義な講習会だった。これをわが農場にどう生かしていくかがこれから問われることとなります。