絆の証・エミューの羽
我々は、エミューの羽を絆の証として活用しており、拙者は町内で良く羽のアクセサリーを作りながらみんなと交流したものである。町内のおもちゃ屋NAOTOYで羽を置いていただいていた。下川の知人がここに来る前にとある幼稚園で働いていた。その知人はその幼稚園の卒園式に招待され、その土産に玉飾りと綺麗なリボンを付けたエミューの羽を持っていった。これはそのときの知人の話。
「エミューという鳥は、お空を飛べないんだって。
遠いオーストラリアに住んでいるんだと。
飛べないので飛行機に乗って、私が住んでいる下川へ来たんだよ。
(胸の羽をシュッと抜いて)もうこれがあれば大丈夫。
今日卒園して、別れ別れになってもきっと、また会える。寂しくないよ。この羽は、実はね、ほら変わっているでしょ。
根元が一つでそこから二つに分かれているでしょ。
それでね。愛と絆の羽なんだって。これを持っていると、
別れ別れになった大切な人に又必ず会えるんだよ。
それとね、悪いものから守ってくれるおまじないの羽なんだよ。
ベットの所に下げておくと、
おっかない夢をみないんだって。ドアに下げれば、
お家の中に幸せが来るんだって。」
そして羽は園児全員の胸のネームに掛けられて貰われていきました。
帰り支度をした子の中には、両手の中に羽を優しくいれてほおずりする子、あいときずな!あいときずな!と何度もいいながら歩いていく子の姿が。
それから月日が流れて。
「小峰さん、話したい事があったのよ。まえにわけて貰った羽を園児にプレゼントしたの。今年の子供たちの年賀状の中に、エミューの羽大事にしていますとか、羽のおかげでお母さんと離れて一人で眠ることが出来ましたとか、書いてあったの。エミューの羽は色があんまり鮮やかではないし、こんなに喜ばれるとは想像もしなかったけど、この羽、本当に別れや旅立ちのときに贈るとき、なんかこれ持っていると、ひとりぼっちじゃないんだ。と勇気が出るような気がする。」
かつて拙者たちが羽に込めた思いは、純粋に心動かされる子供たちとその子たちを思う大人たちとの絆によって
現実のものとなったのでござった。ニンニン。