窯出し の巻
窯焚きも無事終わり、窯の中の温度が下がるのを待って、昨日あたりから窯出しをしています。
窯焚きが終わって四日ばかり、窯内部の温度がようやく100度を切って、窯出しにはいりました。
うちの窯は、だいたい50時間から60時間、あしかけ三日がかりで焚きます。
(時間の幅があるのは、作品の乾燥状態によって、低温で「焙る」時間がちがうからです)
灯油と薪を使って1250度くらいまで温度を上げ、最後はどっさり薪を入れて、窯を密閉してしまいます。空気を断たれた薪の炎が窯の隙間から噴き出してくるのを目塗りして、還元(酸素の無い)状態をつくることで、粘土の鉄分と薪の灰が珠洲焼特有の黒色をかもしだします。
こういう作業を経て、少しづつ温度が下がるのを待ち、4日から6日後に窯から作品が出てきます。
窯から取り出して、作品が思うように上手く焼けているときは実に嬉しいものです。私が陶芸の道に入ってそろそろ20年になりますが、この時の気分は毎回変わりません。(失敗して割れたりしているときにがっかりするのも同じですが・・・)
今回、窯に入った干支の置物はまずまずの出来に上がりました。