シエンタのシフトレンジ「S」、正しい使い方は?
シエンタでCVT車に乗ってかれこれ4年近く。
未だにシフトレンジの「S」の「スポーツ」としての「正しい」(?)使い方がわかりません。
「S」レンジって、な〜に?
CVT車、全メーカー共通のシフトレンジと思っているのですが、違っている可能性もあるので、写真を。
この赤丸位置にある「S」なるレンジです。
各レンジをご紹介すると、
P パーキング
R リバース
N ニュートラル
D ドライブ
S スポーツドライブ
B ブレーキ
「P」〜「D」までは通常のATでも同じ呼び名でしょう。
「B」はエンジンブレーキのレンジ。ATでいうと、「L」に相当します。
いわばAT車の1速。
「B」の使い方は、ATの「L」と思ってもらえばまず間違いない。
そのような使い方をしていて特に不満も問題も無い。
わからないのが「S」
カタログでは「スポーツドライブモード」なんて書かれている。
初期型の私のシエンタだけでなく、マイナーチェンジ後の現行シエンタが出た頃のカタログも同じ。
で、取説ではどうかというと、先ほど書いた「S」は、「スポーツドライブ」とある。
しかし、日本語では「坂道走行」と書かれている(おぃっ)。
更にコメントとして、「下り坂では軽いエンジンブレーキが得られます。上り坂ではエンジン回転数の変化が少ない滑らかな走行ができます。」と書かれている。
これが「スポーツ」(?)
「じゃあ、どっちが正しいの?」というと、実際の走行フィーリングから言うと、「S」はATの「2」に相当するだけで、スポーツでも何でも無い。
山道を「S」に入れたままで走ると、ATの「2」のまま走っているようなものだから、エンジンは回りすぎてうるさいだけ。
「S」にすれば少しは加速力がアップするかというと、「D」でアクセルを踏んだ方がフィーリングは良い。
高速道路で100km/h走行中、「S」にすれば少しは違う?
電子制御スロットルだから、100km/hで「S」にしても、エンジンは1600回転から一気に4000回転まで勝手に吹け上がるが、仮にここでアクセルを踏みつけてもエンジン音がうるさいだけで、思うような加速を得られない。
「D」のままアクセルを踏みつけキックダウンさせた方が早く加速に移れる。
通常の4ATならキックダウンよりO・Dオフした方が早く加速できるのと対照的だ。
そもそも、4AT車で高速を100km/hで走行中「2」にシフトダウンするなんて急減速してしまうから、こんな行為をする人もいないだろうけど・・・。
いや、車が危険と認識してシフトダウンしないかもしれない。
さすがにメーカーも「スポーツ」でない事に気が付いた用で、最近のオーリス・イスト・ルミオン等の車のカタログには「スポーツモード」の記載はなくなった。
しかし、オーパから始まってヴィッツが既にCVTで先行しているわけでしょ。
シエンタも私の初期型が出て2年は経ってのマイナーチェンジ。
それでもシエンタのカタログに「スポーツモード」・・・。
「どこがスポーツやねん!」
ちなみに、ATの2速はMTの2速・3速の中間くらいのギア比。
それをふまえた上で峠道、MT車で2速で走っていたカーブをすべて「D」→「S」に落とし、カーブを抜けたあたりで「D」に戻してやると、エンジン音もさほどうるさくならず、スポーティな雰囲気だけは味わえる(苦笑)
だからといって、それが速く走れているとはとても思えない。
ついでに言うと、単なるCVT車は高速道路のアップダウンが非常に苦手。
5%くらいの上り坂に入ると、4ATなら同じギア比を維持して走ってくれるから、ドライバーはアクセルを少し余分に踏むだけで良い。
でも、CVTは勝手にギア比を変えてくれる。
するとエンジン音は大きくなるから、ドライバーとしてみると「アクセルを踏んだ分坂に応じて速度を維持している」と勘違いする。
事実メーターを見ていない場合、気がつけばエンジンはうなっているのに速度は60km/hぐらいに落ちてしまっていた、という事が有りうる。
一度、目の前でストリームがそれをやってくれて、こちらは後続に邪魔されて車線変更できず、仲良く60km/hまでお付き合いする羽目になった・・・。
これがマニュアルモードの有るCVTなら、マニュアルにしておけばギア比を勝手に車が変えることはないから、高速では走り易いだろう。
それが選べないグレードにはせめて「ハイウェイモード」として、多少のアクセルワークでギア比が余り変わらないモードがセレクトできるようにすべきでは。
トヨタさん、CVTにはこんな使い勝手の悪さがあること、わかってます?