第4期グリーンツーリズム実践大学4月講座−菊屋奈良義講演「忘れていませんか 自然から学ぶこと」F(質疑応答)
<質疑応答>
Q1.女郎花がなかなかつかないのですが。
A.女郎花は荒れた土地が好きです。腐葉土が効いた良い土だと全然育たちません。赤松なんかもそうです。植物は土が向き、不向きがあります。
Q1.「やますみれ」は食べられるでしょうか?
A.食べられますが、のぼせます。わしわし食べてると、視覚障害をおこします。
Q1.「やますみれ」の花は?
A.少しなら。それよりも、「やぶつばき」の赤い花は、おひたし、天麩羅でもおいしいです。ついでだから、「黄色」というのは、鳥や虫に対する「ここに蜜があるよ」という信号です。赤や青の花びらの色は、「どんな蜜だよ」という信号です。鳥や虫も、その色、光の反応でまずは近づいていき、それから匂いや感覚で判断します。そういうのが生態系で、お互いに支え合っています。
Q2.大分山椒魚のことですが、1月の寒い時期に卵があります。最初は気持ち悪いもののように見ていましたが、これがやっと大分山椒魚と分かりました。普通のおたまじゃくしは5月ぐらいです。雪が降っている時に大分山椒魚が孵るのでしょうか?
A.一晩雪が降った翌朝によく孵ります。1月ぐらいがピークです。大分山椒魚の卵はクルッと曲がっています。山椒魚の中では一番汚れた水が好きです。大分山椒魚は普段は落ち葉の中で暮らし、赤ちゃんを産む時だけ水の中です。一応大分県の天然記念物に指定されています。環境庁のレッドデーターブックに載っているし、大事にしてください。水溜りがあまり枯れないようにしてください。
Q2.でも増えすぎて不気味なんです。
A.大丈夫です。餌が足りなくなると産む卵が少なくなります。青虫も同じです。1つのキャベツに幾つ青虫がいるか数えてみてください。表の2,3枚がなくなるぐらいです。紋白蝶は全部まるまるキャベツがなくなるような産み方はしません。我が子に命を伝えていく方策が、生き物として一番大切な部分です。そうした部分は農家の仕事をしてきた人であれば割合理解しやすいと思います。