第4期グリーンツーリズム実践大学4月講座−フォーラム:「私と農泊の魅力〜新しく農泊を始める人のために」A
司会・時枝仁子)
次は矢野さん、お願いします。当初からのご苦労もあったと思いますが、そうしたことも折り混ぜながら、お願いします。
矢野英子)
私は平成9年のワイン祭りの時、会長さんから、「家が広いからお客さんを泊めてみませんか」と言われて始めました。私はお母さんを5年程看ていて、世間から隔離されているような生活をしていました。丁度お母さんをおくって1年経って初盆が終わって、これから世の中に役にたつようなことをしないといけないと思っていた時に、声がかかりました。主人が学校の先生をしていた時に(安心院町グリーンツーリズム研究会の)会長さんがPTAの会長さんでお世話になったので、役にたてば、と思っていました。普段の料理に一品出すぐらいでいい、と言うので、スタートしました。
普段生活している中にお客さんを入れてますので、来た人の中には「こんな生活をオープンにすることがよくできるね」と言われました。後で、私はすごいエネルギーと勇気があったなあ、と思いました。会長さんについていこうと思ったのが間違ってなかったかな、と思いました。主人が反対したらできませんでしたが、主人が「今まで俺が主役だったから、これからはお前が好きなことをしよう」と言ってくれたので、やれました。
本当に田舎というのは、旬のものを食べさせてあげられるし、春夏秋冬で話もあるし、田んぼにいけば田んぼに子ども達の喜ぶものもあるし、自然があるからこれに勝る教育はない、と思います。外国から来た人も、この日本の景観にまいってしまいます。着いたら外に出て、夕ご飯を食べて外に出て、朝御飯を食べて外に出て。棚田を見て、石垣を見て、「本当に日本人は素晴らしいなあ」と言われて、先代のご苦労に感謝しています。今補助整備で壊された所なんかは、寂しい感じでどうなるんだろう、と思います。そういうことは外国人が来た時に学ばせてもらっています。
田舎には本物があります。特に都会の子ども達に本物を伝えていきたいと思います。始めてから12年経って、膝も痛いし、2人ともびっこをひきながら、お野菜をつくりながら、皆様とこうしたことができるとは思いもしませんでした。これからも一緒に頑張っていきましょう。