第4期グリーンツーリズム実践大学7月講座−降幡廣信氏講演「日本人とその住まい」@
7月12日、13日に第4期グリーンツーリズム実践大学7月口座を開催しました。
12日午後は講義が2回で、1つめの講義は日本の古民家再生の第一人者である降幡廣信先生に「日本人とその住まい」というタイトルで講演をしてもらいました。
2回目の講義は、「男達のグリーンツーリズム」というフォーラムをしました。
ここでは、降幡先生の「日本人とその住まい」の講義内容を掲載します。
先ほどご紹介いただいた降幡です。長野県の安曇野という所に住んでいます。ですが大分と縁がありまして、昨日は臼杵で仕事をしてきました。そんな中で安心院という名前を始めて聞いた時に、宗教と縁のあるようなイメージを受けましたけど、そうではないようで、先ほども〔心のせんたく〕というキャッチフレーズを見まして、「ああ、いいキャッチフレーズだ」と思いました。安心院とご縁があるのも時枝さんの家を再生するお手伝いをしたご縁です。この安心院という所に日本区古来の姿がある、それを見に来る、ということではないかと思っています。
日本は今日、戦後日本人の戦争に負けて心の支えを失って一挙にアメリカ化されて今日に至っている中で、徐々に実際にはアメリカ化されて、そういう住宅の中で生活している、その中で本来ある日本人の心が失われているという風に思います。その中に偽装の問題があるかと思います。と言うのが、日本の本来の精神は誠実本位、アメリカの精神は成功本位。成功のみを重視する為にその経緯である好意がないがしろにされます。日本では本来経緯を大事にしていましたが、アメリカ化されて経過がないがしろにされています。それが偽装につながります。日本人は本来素晴らしい民族で、世界に誇るべき民族であったと思っています。日本人は明治の頃に日本に訪れた外国の人達は、日本人をとても誉めています。そういう日本人であったそういう日本人の住まいが本来どういうものであるか、それをお話させていただきます。
皆さん資料はございますか?一番最初の資料を中心にお話をさせていただいて、他のを使いながら話をさせていただきたいと思います。日本の家はこういう経緯でできてきたのだということをお話させていただきます。
一言で日本の住まいはどこに特長があるかと言うと、玄関で外の靴を脱いで床の上に座って素足の生活をする、それが日本の家の大きな特徴です。こういう生活をするのは日本と朝鮮です。やはり外の靴を脱いで生活します。台湾であっても中国でもヨーロッパでも、靴のまま家の中で生活しています。今現在皆さんかけている椅子は洋風の生活です。西洋では靴履きのままですので、腰を下ろすことが出来ず、床に手を着くことができないので、そのために椅子があります。これは様式の機器、家具です。日本にはこういうものはありませんでした。日本の生活は清潔、靴履きの生活は不潔、ということです。
何年か前に中国に行きましたが、中国の床は不潔という印象を受けました。ヨーロッパはまだ床材を張ったりしているので清潔です。中国は地面を固めたような床で、色んなものが染みついています。どうしてこんな風に違ってきたのかということを改めて思わされました。