ニッサン スカイライン(11代目 V35型)
1999年の東京モーターショーに出品された「XVL」の市販モデル。
本日の2本目の記事は11代目スカイラインをご紹介しよう。

11代目スカイライン・セダン 350GT−8
11代目スカイラインは、1999年の東京モーターショーで出品された「XVL」が原型となってます。このスカイラインが発表されたのは、2001年6月で出品から発表まで1年半以上の歳月を費やされました。
エンジンはこれまでの直列6気筒RB系に変わり、V型6気筒「VQ型」が搭載され、2.5Lと3.0Lの2ユニットが用意され、燃料噴射装置は「ニッサンDI」という直噴ガソリンエンジンが採用し、トランスミッションはATのみで、2.5L仕様はマニュアルモード付4速型、3.0L仕様はマニュアルモード付5速型の組み合わせでした。
エクステリアは、縦型形状のヘッドランプ、リアテールランプはスカイラインのアイディンティである「丸型」を廃された事が注目されました。プラットホームは新設計の「FR−Lプラットホーム(車体)」を開発し、ショートオーバーハング(※1)、ロングホイールベース(※2)を特徴としたプラットホームが採用されました。
また、ボディの空気抵抗係数(※3)は0.27(スポイラー等を装着すると、CD値は0.26)のスペックを誇り、シャシーのアンダーフロアを空気の流れを整流化され、ボディの浮き上がりをゼロにする「ゼロ・リフト」の技術が用いられました。
2001年9月に4WD仕様が追加され、2002年1月に8速仕様のCVTトランスミッションが搭載された「350GT−8」を追加され、2つのパワーローラーと入力ディスク、出力ディスクで構成された「エクストロイドCVT※4」が搭載されました。
2003年1月にクーペが追加され、エンジンは3.5L「VQ35DE」型を搭載され、トランスミッションは、マニュアルモード付5速AT又は6速MTが選択出来ました。それと同時にセダンモデルの一部変更が実施され、リアトランク部のエンブレムを新意匠、アウター側のトランクオープナースイッチが廃止するなどの内容が盛り込まれました。
2003年6月にセダンモデルに350GTが追加され、トランスミッションは6速MTのみの設定でした。
2004年11月にセダンモデルのマイナーチェンジとクーペの一部変更を実施。セダンのエクステリアはフロント及びリアデザインが新意匠され、リアテールランプは一時的に途絶えていた丸型テールランプ(テールランプ点灯時に丸く光るタイプ)が復活され、この時にセダンモデルの3Lエンジン搭載車が廃止されました。
2005年11月にクーペモデルのマイナーチェンジ及びセダンモデルの一部変更を実施。クーペモデルはフロント及びリア周辺のデザインが変更されました。
V35スカイラインはアメリカ市場において、インフィニティブランドで販売され、販売が好調だといわれていました。
2006年11月にV36型へシフトされました。
(用語解説)
※1=オーバーハング…前または後の先端からタイヤの中心点までの距離の事を言います。
※2=ホイールベース…前のタイヤの中心線から後タイヤの中心線までの距離の事を言います。
※3=空気抵抗係数…一般的にはCdと表示します。この数字が小さければ小さいほど空気の抵抗が小さいといわれ、燃費の低減、高速時の安定性等に優れます。
※4=エクストロイドCVT…入力及び出力ディスク、2つのパワーローラーによって部品が構成され、パワーローラーの動きによって、変速比を常時変えていきます。エクストロイドCVTは別名「トロイダルCVT」といわれます。
エクストロイドCVTが世界で初めて搭載されたのは、Y34型セドリック・グロリアのVQ30DET搭載車でした。

エクストロイドCVT 作動原理(写真はセドリック用)