フォト・アーカイブス2008@〜銀行の建物編〜
今月のテーマは、小樽に現存する銀行の建物を取り上げよう。
今日で1月の暦が終わろうとしています。
今月のフォト・アーカイブスは、小樽に現存する銀行の建物をご紹介したいと思います。

旧北海道銀行 本店(現:小樽バイン)
建築年:1912年(明治45年) 構造:石造り2階建
この建物を見ていると、石造りならではの重厚感が漂う造りに目を引きます。
現在は、ワインバー「小樽バイン」として建物が活用されています。
この建物の前に、ぼんねっ太というボンネットバスが停車しているシーンを見かけますが、この建物とぼんねっ太がレトロな雰囲気を感じさせ、絵になるような光景だと思います。

旧北海道拓殖銀行 小樽支店
建築年:1923年(大正12年) 構造:鉄筋コンクリート4階建
旧北海道拓殖銀行の建物は、外観のデザインが交差点のカーブに沿って作られた入口の造りが特徴となっています。
現在は、ホテルヴィブラント小樽として建物が活用され、この建物の中にはベルギーの手法によって作られるチョコレートが販売されているとの事です。

旧第一銀行 小樽支店(現:トップジェントコア)
建築年:1924年(大正13年) 構造:鉄筋コンクリート4階建
この建物も「旧北海道拓殖銀行 小樽支店」の建物と同様、建物の角の造りが歩道のカーブに沿ってデザインされている事が特徴となっています。
この建物は現在、服飾メーカー「ミユキホールディングス」の傘下である「トップジェントコア」という会社が使用されています。

旧三菱銀行 小樽支店(現:中央バス小樽運河ターミナル)
建築年:1922年(大正11年) 構造:鉄筋コンクリート4階建
この建物は、旧三菱銀行小樽支店として使用されていた建物です。
現在は、小樽運河ターミナル及び「北海道中央バス第2ビル・色内営業所」として建物が使用されています。
ターミナルには、ぱんじゅう店「桑田屋」、オルゴールショップ「海宝楼」、小樽の洋菓子店「あまとう」の3店がテナントして入店されており、そして、天狗山の観光などの情報を発信する「天狗山サテライト」がターミナルの施設として構成されています。

旧百十三国立銀行 小樽支店(現:小樽浪漫館)
建築年:1893年(明治26年)構造:木骨石造り平屋建て
この建物の外観は、グレーの色調に纏まった石造りによる壁の色と瓦屋根、屋根には鋭い矢のような飾りがあり、全体的に落ち着いた雰囲気を持つ建物だと思います。
現在は、小樽の老舗菓子店「花月堂堺町店」としてこの建物が使われています。

旧百十三銀行 小樽支店(現:小樽浪漫館)
建築年:1908年(明治41年) 構造:木骨石造2階建
この建物は、現在の花月堂堺町店として使われている建物は、銀行の業務拡大に伴い手狭になったことを理由にして建設された建物だそうです。
外観は、ギリシア風の建築様式に近いデザインに纏められ、外観からは、木骨石造2階建のようには見えない造りがこの建物の最大の特徴だと思います。
現在は、小樽浪漫館としてこの建物が使われており、店内にはアクセサリーなどが販売されてます。

旧三井銀行 小樽支店
建築年:1927年(昭和2年) 構造:鉄筋コンクリート作り2階建
この建物を一見すると、石造りで造られたような建物に見えます。
外観の特徴としては、弧のように描かれたアーチ型の模様が2階部分に施されています。
外観のデザインは、銀行の建物に相応しく、どっしりとした建物の造りが外観から感じられると思います。
この建物は2002年(平成14年)まで、三井住友銀行小樽支店として使われていました。
小樽には、かつて銀行として使われていた建物が多く現存しています。
これらの建物は、「商業都市」あるいは「国際貿易港」小樽の歴史の文化遺産としての役割を担っていると思います。
また、小樽に現存する銀行の建物は、港が栄えていた時代の鏡を映し出されているだろうと感じました。