第2回小樽クラシックカー博覧会〜その4〜
戦前のモデル「フォードモデルB」と'60年代の名車「ヨタハチ」を中心に…
今回の記事は、小樽クラシックカー博覧会の模様をご紹介します。

トヨタ・スポーツ800(UP15型)
トヨタ・スポーツ800は通称「トヨハチ」、「ヨタハチ」という
愛称として親しまれているクルマで、このクルマの原型は、
1962年(昭和37年)に開催された第9回東京モーターショーに
出展された「パブリカスポーツ」というコンセプトカーでした。
ベース車は初代パブリカで、空力特性に優れたボディ形状と
低燃費、軽量化が図られたボディなどがこのクルマの特徴といえます。
市販されたのは、1965年(昭和40年)からで、市販モデルでは
パブリカスポーツに採用されていた前後スライド式キャノピーの代わりに
通常の前ヒンジドアとルーフの中央部が脱着出来る
「タルガトップ」が用いられました。
前後スライド式キャノピーが止めた理由は、乗降性などの
問題があったといわれています。
エンジンは、2U型が搭載され、最大出力は45psでした。
写真のヨタハチはマイナー後モデルで、
マイナー前とマイナー後の識別点は、フロントグリルの
スリット部分のデザインです。
今回、展示された2台のヨタハチは、オリジナルの部品を
そのまま活かされている事にとても感動しました。

トヨタ・スポーツ800のインパネ
インパネもエクステリアと同様、オリジナルの状態が保たれています。
インパネのデザインは、とてもシンプルに纏められ、
6000rpmまでの表示されているタコメーター、
センターフロアに生えたシフトレバー…
この部分がヨタハチというクルマの魅力を映し出されていると思います。

トヨタ・スポーツ800のエンジンルーム
ヨタハチのエンジンサウンドは、「バタバタ」という音を響きます。
会場ではこのエンジン音を聞けませんでしたが、
数年ほど前に、ヨタハチのエンジン音を聞いた事がありました。
写真では分かりにくいのですが、左フェンダーには、
このクルマのコーチビルダーである「関東自動車工業」の
バッジが取りつけられています。

フォード モデルB〜外人さんの女性と共に〜
フォード モデルBは、初めて見る1台でした。
このクルマは、1932年(昭和7年)〜1934年(昭和9年)まで
生産されていたクルマらしく、写真のフォードモデルBは
4シリンダーエンジンを搭載したクルマだったようです。
フォード モデルBが登場した頃、V8フラッドヘッドエンジンが搭載された
「フォードタイプ18 V8」というモデルもあったそうで、
フォード モデルBは、「フォードタイプ18 V8」の
販売不振にならないために登場したモデルで、
実際には、フォード モデルBよりフォードタイプ18 V8の方が
売れたと言う話があったらしく、この2モデルの価格差は、
フォード モデルBの10ドル増しで、
フォード モデルBよりフォードタイプ18 V8の方が
お買い得だったらしいです。
フォードタイプ18 V8は一般大衆向けの
V8エンジン搭載車として販売されたクルマだったそうです。
因みにこのスナップは、このクルマが飾っているブースに
いらっしゃる方と話をしている時に撮ったもので、
外人さんの女性のポーズが決まっていて、
私にとって、良い印象に残るシーンでした(笑)

フォード モデルBのインテリア
このクルマのAピラーには方向指示器の役目を果たす
「アポロ」が装着されています。
インテリアを見ていると、現代のクルマではないテイストが封じ込められていて、
茶系のシートカラーが明るい室内を強調していると感じました。
では、このクルマのドライバーズ・シートへ座ってみる事にしましょうw

フォード モデルBのメーターパネル
メーターパネルは、水温計と油圧計、スピードメーター?の
3つの計器で構成されています。
水温計の表示が古き良き時代のテイストを引き出されています。

フォード モデルBのアイポイント
このクルマのアイポイントは少し高い位置に
なっているかと思います。
ボンネットフードの先端が鋭く、このクルマの車体の長さを
感じさせてくれました。
シフトレバーのタッチ感は、カチッとしたフィールに仕上がり、
今のマニュアル車では味わえないダイレクトな印象が強いです。
クラッチペダルは、思っていたより軽く、
この年代のクルマを走らせる場合、
ギア鳴り防止の役割を果たす「シンクロ機構」がないため、
シフトアップ・シフトダウンを問わず、
正確なダブルクラッチ操作が必要になるとのことです。

フォード モデルBに搭載されているエンジン
エンジンのヘッド部には、ディストリビューターというエンジン部の
点火に使うための電流をこの部品からプラグコードから通じ、
電琉を分配する役目を果たす部品が取りつけられています。
このクルマに搭載されているエンジンの部品の1つである
スパークプラグの部分の取り付け方に注目です。
次に、この博覧会で展示されていたクルマたちをご紹介します。

トヨタ・スプリンター トレノ GT (TE47型)
3代目スプリンターは、1974年(昭和49年)に登場し、
ボディラインナップは、スプリンターの姉妹車種「カローラ」と
差別化を図り、カローラにはクーペモデルの代わりにHTが、
スプリンターにはHTのモデルの代わりにクーペモデルが
それぞれ設定されていました。
後に、1977年(昭和52年)のマイナーチェンジで、
両車種のボディラインナップの差別化を廃されました。
写真のスプリンター トレノは50年の排ガス規制により姿を消した
2T−Gエンジンが搭載されていたモデルで、
砲弾型フェンダーミラー、ヘッドライト部に取り付けられた
アクリル製のヘッドライトカバーなどがこの頃のトレノの特徴です。

トヨタ・スプリンター HT GT(TE71型)
4代目スプリンターGTは、トヨタ・ツインカムの名機として知られている
2T−Gが搭載され、このモデルに搭載されている2T−Gは
インジェクションを備えたEFIが採用され、
クリーンな排ガスとハイパワーを両立したユニットとして、
1977年(昭和52年)に復活したエンジンでした。
写真のスプリンターはマイナー後モデルで、
このスプリンターは1981年(昭和56年)にマイナーチェンジが
施行された後のモデルになります。

ホンダ・Z
このクルマは、1970年(昭和45年)に登場した軽自動車です。
リアのハッチゲート部のデザインが水中眼鏡のように見えることから
通称「水中眼鏡」として親しまれているモデルです。
ホンダ N360
ホンダN360は、1967年(昭和42年)に登場した軽自動車で、
FF方式の横置きレイアウトを採用し、
エンジンは直列2気筒4ストローク・動弁機構はSOHC方式で
最大出力は31psで、当時の軽自動車としては、
最強のスペックを誇り、このクルマが登場してから、
軽自動車のハイ・スペック競争が繰り広げられました。
今日はここまでにしておきます。
明日もこの続きをお届けします。

おまけですw
このイベントに立ち寄ったら、瓶入りのコーラが販売されていて、
瓶入りのコーラは中々目にする事がないので、
つい、買ってしまいました(笑)
この飲み物は、私の元気の源です。
他には瓶のジンジャーエールが販売されていました。
味は、缶やペットボトルに入ったものとは違い、
炭酸の効き具合が丁度よかったです。
暑い日に飲むアルコール以外の飲み物は、
これで決まりな私です(笑)