試乗記・26〜ダイハツ ムーヴコンテ〜
“シカク”になったムーヴ。
今回は、ダイハツ ムーヴコンテの試乗記をお届けします。

ダイハツ ムーヴコンテ フロントビュー(写真はX・4WD)
☆試乗グレード X−Limited 4WD(CVT)
☆ムーヴコンテの概要
ムーヴコンテは、2008年8月にムーヴシリーズニューフェイスとして、登場した軽自動車です。エクステリアデザインは、このクルマのベースとなったムーヴとは違い、スクウェアなエクステリアデザインに纏められている事に目を惹きます。また、このクルマには、ムーヴコンテとカスタムの2つのシリーズが用意されていて、
エンジンは、NA仕様の「KF‐VE」とターボ仕様の「KF‐DET」型が用意され、ターボ仕様はムーヴコンテ・カスタムのみの設定となっています。トランスミッションは、CVTと4速ATとなっていて、後者は、ムーヴコンテ・Lグレード系のみの設定です。
このクルマのウィークポイントとしては、運転席のシートに電動のスライド機構が備わった「運転席パワーエントリーシート」が採用され、これには、登録しておいたシートスライドポジションを記憶したり、乗降が容易にするためのスイッチが備わっているとのことです。運転席パワーエントリーシートの設定は、グレードによって異なっています。
ボディサイズは、全長:3395mm、全幅:1475mm、全高:1640mmでこのクルマのベースとなったムーヴと比較すると、全高が15mm高くなっています。
☆パワフルなパワーユニット
次に、このクルマの短評について、お伝えしたいと思います。
今回、試乗させて頂いたムーヴコンテは、KF‐VEというエンジンが搭載された X−Limitedというグレードです。このクルマに乗りこむと、まず、アイドリングの静かさに驚かされ、軽自動車としては、静かな部類に入るでしょう。試乗シーン市街地走行のみでしたが、低速トルクが太く、実用的で、市街地を走っていてもエンジンパワーに全く不足を感じさせられませんでした。また、このモデルのトランスミッションはCVTが搭載され、CVT特有の滑らかなシフトスケジュールとこのエンジンの特性を巧みに引き出されていて、スロットルペダルを少し踏んでも、クルマの出だしはなかなか活発でした。ただ、個人的に気になったのは、CVT車で感じさせられる高周波ノイズがキャビン内に進入してきたのが残念です。
☆プレミアムなムーヴ
乗り心地は、当たりが柔らかく、この走行シーンにおいてはなかなか快適です。しかしながら、試乗したグレードが4WDだったためでしょうか、フロア部から微振動が伝わり、足回りの設計などにコストが掛けられない軽自動車とはいえ、この点がもう少し抑えられれば、良いと思います。サスペンションの動き方は、しなやかで、優しい乗り味がこのクルマの美点の1つとして挙げられるかと思います。
ハンドリングは、パワステのフィールに軽さがありますが、それを除き、パワステのアシスト量は、自然な手応えに仕上がっています。ただ、路面のインフォメーションが乏しく、この辺は、走りより快適な移動ツールとしてのキャラクターが出ているかと思います。
このクルマは、プレミアムなムーヴという表現が一番相応しいかと思います。
家具にあるソファーのように、ソフトな座り心地に仕上がっているフロントシートが、このクルマのセールスポイントと言えます。また、クルマの幅の両端がはっきり分かることもこのクルマの特徴であり、狭い路地に入っても車幅がきちんとわかるので、運転しやすい軽自動車だと思います。
今回の試乗では、燃費の計測をしませんでしたが、このクルマのメーターパネルに装着されている瞬間燃費計を見ても、燃費は良さそうです。
ムーヴコンテというクルマは、軽自動車でプレミアムな価値観を味わってみたい方にお勧めしたい1台だと思います。

ムーヴコンテ&ムーヴコンテ・カスタム 本カタログ
【参考】
☆ダイハツ工業 ホームページ「ムーヴコンテ」
URL=http://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_conte/index.htm
☆ダイハツ工業 ホームページ「ムーヴコンテ・カスタム」
URL=http://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_conte_custom/index.htm