トヨタ iQとスバル360
この2台を見て、スモールカーの50年を考えてみることにしました。。。
このブログ内では、トヨタiQの話題が多く取り上げられていますが、
ここではちょっと違った「トヨタ iQ」のお話をしてみたいと思います。
トヨタ iQとスバル360の2台を比較し、
パッケージングなどを個人的に分析してみました。
今回は、そのようなお話をしていきます。
尚、ここでは個人的な考えなので、その点だけはお許しして頂きたいと思います。
☆寸法、乗車定員は同じでも開発コンセプトが全く違う
まずは、開発の背景について、私の主観にて記していきたいと思います。
トヨタ iQとスバル360は、開発コンセプトが全く違うクルマで、iQはスモールカーや軽にはない「プレミアム」という価値観の追求と3mという寸法の下で大人4人(3+1)が乗れるというコンセプトが開発テーマになっていると、私の目で見たときは、そんな印象が強いクルマに仕立てられている感じがします。
一方のスバル360は、1950年代に通産省(現:経済産業省)で通達された「国民車構想」に基づいて開発されたクルマです。
このクルマは、当時の軽自動車の枠(全長:3000mm、全幅:1300mm、全高:2000mm)という寸法に収めなくてはならないという条件がありました。
スバル360の開発思想は、その寸法枠に加え、車両重量を350kgという目標を掲げて、プラスチックやアルミ部品などが多用されている事が特徴で、軽量化を徹底的に行ったクルマとして知られているかと思います。
次に寸法を観察していくと。。。
トヨタ iQ=全長:2985mm、全幅:1680mm、全高:1500mm
スバル360=全長:2990mm、全幅:1300mm、全高:1360mm
となります。
この2台のボディサイズを比較すると、全幅、全高の寸法は明らかに異なっていますが、全長だけを見ると、ほぼ同じサイズに纏められている事が分かります。
ホイールベースと最小回転半径は。。。
トヨタ iQ=ホイールベース:2000mm、最小回転半径:3.9m
スバル360=ホイールベース:1800mm、最小回転半径:4.0m
となります。
両車のホイールベースの寸法は200mmの差があり、最小回転半径の差は0.1mしかないことが伺えるかと思います。
乗車定員はいずれも4人乗りとなり、限られた寸法の中で大人4人を乗せるというコンセプトが両車の共通している部分だと言えるでしょう。

スバル360フロントビュー
☆効率の良いパッケージングの追求
この2台の共通点を私なりに観察してみると、「効率の良いパッケージングの追求」がキーワードとなるかと思います。
トヨタ iQとスバル360の設計思想は、私が写真にて見た限りでは、室内空間を限られた寸法内で最大限に使いこないしている事が挙げられます。
この2車の駆動方式は、トヨタ iQがFF、スバル360はRRとなり、その部分で見ていくと明らかに異なっているのですが、この2台は前席のポジションを極力前にレイアウトされている事が私なりに観察してみると、このような印象を受けました。
トヨタ iQとスバル360は、「似て非なるクルマ」ではあるかと思いますが、私なりに分析したら、室内空間を最大限に引き出すというアイデアがこれらのクルマの開発思想なのかなと感じています。
スバル360が登場してから50年。。。
トヨタ iQの登場によって「新しいスモールカーの発想」というのが
このクルマによって提案されるかと。。。
トヨタ iQとスバル360は日本のスモールカーの「天才たまご」という表現が一番似合うクルマだと、私はそんな事を思い浮かべました。
【参考】
☆Gazoo.com 名車館「1958年 スバル 360」
URL=http://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=7077
☆トヨタ自動車 ホームページ「エレメント・オブ・iQ」
URL=http://www.toyota.co.jp/jp/tech/new_cars/iq/elements/