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2008年10月12日

試乗記・29〜レクサス LS600h〜

世界の頂点を目指す、レクサスのフラッグシップモデル。

 

今回は、「レクサス LS600h」の試乗記をお届けしたいと思います。

 

このクルマ、私が前々から気になっているモデルの1つです。

 

 

レクサス LS600h フロントビュー

 

☆試乗グレード レクサス LS600h(I‐package)

 

☆レクサスのフラッグシップ☆

 

まずは、レクサス LS600hについて、簡単に解説をしていきます。

このクルマが発表されたのは、2007年5月に発表されたレクサスで販売されているハイブリッドモデルのフラッグシップカーで、エンジンは、V8・5L「2UR-FXE」型が搭載され、エンジンの最大出力は、394ps(290kW)、モーターの最大出力は224ps(165kW)を発生し、ハイブリッドシステムでの出力は445ps(327kW)となります。

ラインナップは、ショートホイールベースの「LS600h」とロングホイールベースの「LS600hL」が用意され、後者には4人乗り仕様の「後席セパレートシートpackage」が設定されています。

ボディサイズは、全長:5030mm、全幅:1875mm、全高:1475mm、ホイールベースは2970mmとなり、LS600hLは全長とホイールベースがそれぞれ120mm長くなります。

このクルマには、電子デバイスが多く導入され、VDIMをはじめ、プリクラッシュセーフティシステム、レーダークルーズコントロールなど、内容が盛りだくさんです。

そして、このクルマの大きな特徴といえば、フロントヘッドライトバルブに「LED(発光ダイオード)」を採用されていることで、世界初のLED式ヘッドランプ(ハイビームはハロゲン式)を実用化したこともLS600hの大きなトピックと言えます。

 

 

レクサス LS600hのエンジンルーム(写真はLS600hL)

 

☆「おもてなしの心」を走りに☆

 

今回、試乗したレクサスLS600hは、ショートホイールベース仕様「I‐package」というモデルで、このパッケージ仕様車には、木目調ステアリング&シフトレバー、セミアリニン本革シート、アルカンターラのルーフトリムが奢られています。

実際に走り出してみると、ノイズの遮断が巧みであり、信号待ちのシーンでは、他のハイブリッドと同じく、無音の世界を感じ取ることが出来ます。

 

動力性能は、モーターよりエンジンの力の方が明らかに勝っている印象が強く、この辺のフィールは、クラウンハイブリッドに近いと感じました。アクセルペダルをコンスタントの状態で踏んでいると、エンジン音がかすかに聞こえ、このサウンドがとても心地良かったです。

また、レクサスLS600hの駆動方式はAWD(4WDの事をレクサスではこう呼びます)で、FR車に乗っているかのように、ナチュラルなフィールをドライバーに提供してくれ、この点もLS600hの美点の1つとして掲げられるでしょう。

 

トランスミッションは、動力分割機構という“トヨタ製”ハイブリッドではお馴染みのミッションが搭載され、一瞬エンジン回転が上がり、その後には低い回転域に戻るというCVT似た特性を持つトランスミッションで、シフトショックも皆無であり、シフトアップした時のシフトスケジュールが巧みに制御出来ているという印象が強かったです。

 

乗り心地についてですが、このクルマには「4輪マルチリンク式・エアサスペンション」が採用されていて、エアサスペンションのモードは、ノーマル、スポーツ、コンフォートという3つの制御を持ち、シフトレバー後方にあるスイッチを押すことにより、サスペンションモードをチョイスする事が出来ます。

今回は、市街地による試乗であることと、サスペンションモードをノーマルに設定した時の印象となりますが、低速度域では、フラットな姿勢を保ち、凸凹路面のシーンでもソフトで、キャビンから伝わる路面のショックが全く感じられないのが、このクルマの美点の1つとして掲げられるでしょう。

目下、気になるのは、高速域やサスペンションモードを変化させた時のサスペンションの特性で、この辺のフィールは、速度域によって変わるかもしれませんので、個人的にも非常に興味深いです。

 

ハンドリングは、このクルマには「VGRS(可変ステアリングギアシステム)」が採用されているため、ステアリンクを切ったときには、中立付近での軽さが全く感じられず、自然なステアフィールを提供してくれます。また、アシスト量も適切で、電動パワステを採用しているクルマとしては、ベストな部類に入るかと思います。

 

☆“日本製”プレミアムカーの価値☆

 

レクサスLS600hを簡単に総括してみると、日本車の良さをそのままに、レクサスの「おもてなし」をこのクルマの乗り味にアピールしていると、そのような印象が強いです。

このクルマは、運転を楽しむドライバーズカーではなく、クルマという快適な移動ツールとして、行きたい場所へ優しく運んでくれるような性格の持ち主で、逆に言いますと、運転しているという感覚は全くないのが、このクルマのメリットでありデメリットなのかなとこの文章を書いている時にそのような気持ちを持ってしまいました。

 

そして、レクサスLS600hは世界で数少ない、Lクラスハイブリッドカーなのですから。。。

 

 

レクサスLS600h/LS600hL 本カタログ&ディーラーOPカタログ

 

【参考】

☆レクサスLS オフィシャルサイト

URL=http://lexus.jp/models/ls/variation.html


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2008年10月12日 20:15

コメント

W650 [2008年10月13日 8:37
おはようございます。
私もほんのちょっとだけ運転したことがありますが、停車時のステアフィールがいかにも電気的であまり好みではありませんでした。この車の購入層の方は40代以上の方が大半だとおもうので、そのような方には軽くていいかも知れませんね。
後は、LS460の方にはレーンキープが付いていますが、LS600hにはLEDヘッドライトの光量不足のせいか、レーンキープが付いていなのが残念です。

LUXEL [2008年10月13日 10:45
☆W650さんへ
こんにちは(〃▽〃)ノ
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
私は停車時のステアフィールを試した事はないので、断言はできませんが、走っている分に関しては、“トヨタ系”のクルマとしては、ベストな部類に入りますね。
電動パワステ特有の中立付近で感じる軽いフィールにどうも馴染めないですね。
そうですね。
ヘッドランプにLED式を使われているので、レーンキープの他、AFSも装着されていないことが残念ですね。。。

EP82-SW20 [2008年10月13日 22:59
こんばんは。
このサイズの車は取り回しが大変な気もしますが、いかがでしたか?
私は高いアイポイントのトラックでこれ以上の重さ・大きさの車を運転した事が有りますが、高い事による視界の良さ・見切りの良さから、重ステ(当時は3トンくらいまではまだまだマニュアルステアリングが多かった)でもそれ程苦になりませんでした。
この低いアイポイントで長い鼻ッ先を把握するのに、見切りの良さがかなり影響すると思いますが・・・。
駆動力は必要以上に余裕が有るので、通常の発進加速は軽やかでしょうねw

LUXEL [2008年10月14日 1:05
☆EP82-SW20さんへ
こんばんは(〃▽〃)ノ
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
このクルマの取り回し性、ボンネットの四隅が見えす、この点に神経を使いましたが、このクルマのライバルには当たらないのですが、現行型レジェンドより取り回し性が優れていると思いましたね。
ちょっと前に、ハイエースのワイドボディを少しだけ運転したことがありまして、幅の寸法はレクサスLSとほぼ同じなのですが、幅の大きさはレクサスLSよりハイエースの方がはるかに大きいなぁと感じました。
発進性能は、市街地で使う分は勿体なぁと思ったりもしました(^_^;)

EP82-SW20 [2008年10月15日 21:21
こんばんは。
個人的にはハイエースワイドの方が見切りが良くて乗り易い、と思いますけどいかがでしたでしょうか?
そうそう、いよいよIQ出ましたね。
ベーシックグレードは本当に「プレミアム」なのか、ちょっと疑いたくなるようなヒーター操作ダイヤルの配列でしたよ(^_^;)。

LUXEL [2008年10月15日 22:04
☆EP82-SW20さんへ
こんばんは(〃▽〃)ノ
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
ハイエースの場合、ノーズがないので、運転はしやすいのですが、エンジンが少しうるさいとかんじましたね。
iQ。。。発表になり、早速WEBにてスペックを確認しましたw
マニュアルタイプのヒーターコントロールパネル、あれはちょっと頂けないですね(^_^;)
私としては、上級グレードのGをお勧めしたいです。

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