賢治の学校 綾

綾には日本一の照葉樹の森などの雄大な自然が残されています。この環境の中で自然農を中心に学ぶ学校作りをingで行っています。人間に備わっている喜びを大事にした学びの場作りを行っています。いい汗でいい笑顔に!!


宮沢賢治 童話集vol.3

2008年7月2日

じゃがいもの収穫ですっ!

お花の季節も去り、下葉も緑を脱ぎ去って黄色い衣装をまとう頃、地下には宝物が現れているはずです。
でわでわちょっと、のぞいてみましょうか。

 

 

 

 

 

 

周囲の夏草にくらべて、2〜3月に植えつけたじゃがいもの葉っぱは黄色く、

弱弱しく色づいています。

収穫時期がやってきたことのシグナルを送っているんですね。

でも、どうして人間に気づかれやすいサインを用いるのでしょうか?

人の手を利用して自分たちの子孫を効率よく残すことを、学び取ったのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中央であたま(おしり?)をひょっこり出している方が、じゃがいもさんです。

 

わかるかな〜?

 

じゃがいもの周囲に積み重ねられた枯れ草の層と、その外縁の緑葉との違いがはっきりしていますね。

 

先人たちの屍を養分として、かれらは与えられたいまを凛々と生き、

そして永遠の夢をかたちに変えていくのです。

 

 

ちなみに、左側にみえる黄色い葉っぱは、となりのじゃがいもさんの葉っぱです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いましたっ、可愛らしい土壌の宝石たち!

 

 

ひとつの種いもが、地上へと芽を伸ばし、葉を広げ、花を咲かせて生きる子供の成育のための資金を提供し、なおかつ育った葉で合成された有機物や根より吸い上げた水や無機物などによって、更なる子孫のための実りが用意されていく。

 

 

そのサイクルの結晶が、このじゃがいもです。

 

この循環のしくみはとてもシンプルで力強いのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いもを傷つけないように、注意深くまわりの土をかき分けて、根を切らぬよう

そおっとそおっと片手ですくいながら、もう一方の手で引き抜くとこんな感じに

取り出せました。まだまだ実が小さいのでできる芸当でしょうね。

 

それでも昨年よりは大きく成長しているそうなので、日に日に土が豊かになって

作物の育ちやすい環境へと近づいている証拠でしょう。

豊かさが眼に見えてわかると言うことは、とても幸せなことですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立派におのれのいのちを全うして子供たちに現在を継承し、エネルギーを使い

果たした実直なじゃがいもの種いもさんです。

 

「わたしはこうまでして働いたことはない!」

と、実習生のひとりは感慨深げにおっしゃっていました。きっとその通りなの

でしょう。もしこのいものように働ききっていたのだとしたら、きっとここでこうして

お会いすることはなかったはずですものね。

まさに種いもは、いのちを賭して一世一代のしごとをこなすのです。

そして、

とどけられたいのちのぶんだけそのままに、あらたないのちがやどるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっとっと、じゃがいも畑のあいまに残っていた種から発芽したにんじんさんが

いらっしゃいました!

 

ちいさいくせにしっかり赤くて、いっぱしのにんじん気取り??でも味は格別。

戻しておけば、もっともっと大きく実るのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の収穫分です。さまざまなかたちやいろのあることが、なんだか安心感を

与えてくれます。

 

あらゆる環境との細かい関係性によって手繰り寄せられた、これしかない、という

宝物のすがたがひとつひとつちがうことの、喜びがあります。

 

 

・・・よくよくみてみると、どうやらおにぎりも収穫されたみたいですね(笑い)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きょうも「有難う」 と、あり難いことばをこころにしたためられることに、感謝です。

 

 

 

 

 

賢治の学校・実習生  緑

 

 


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2008年7月2日 7:00

コメント

つくもハウス [2008年7月3日 12:54
こんにちは、つくもハウスといいます。いつも拝見しています。自然の循環、不ぞろいな形が非常に親近感を覚えます。土と共に生きている感じですね。しかし緑さんは写真がうまいですね。どんなカメラを使っているのですか?
バムセ [2008年7月3日 13:10
こぶりですけどたくさんのじゃがいもが採れたんですね。葉っぱまでつながってるのを見るのは何年ぶりでしょう。こう見ると葉っぱを広げて生きてるって感じがしますね。ほんと、地下の宝物ですね。
[2008年7月4日 16:57
つくもハウスさま

はじめまして。ようこそいらっしゃいました!

カメラですが、キャノンの“IXY”を使っていますよ。

三月に鹿児島で木彫の展覧会を開いたのですが、そのときの作品や会場風景を記録したくて買いました。
こんなかたちでみんなに写真を見てもらうために使うことができて、カメラも活躍の場があってよかったです。


[2008年7月4日 17:17
バムセさま

はじめまして、こんにちは。

こうして実際に収穫までの生長に関らせて頂いて
はじめてあふれてくる、<きもち>がありました。

ぼくたちもおなじいのちをたいせつに感じていたいですね。


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