綾つむぎだより

「綾の手紬染織工房」より染織の話や工房の情報などをお伝えします。


福岡・天神ギャラリー

2007年10月26日

経絣(たてがすり)の柄の作り方

今回は染織の仕事の紹介。
ちょっと専門的で地味な仕事ですが、実は絣織物では最も大事な仕事。
経絣(たてがすり)の柄の作り方です。

「染織」というと、字の通りに「染め」と「織り」が目立ちますが、実はその間をつなぐ、下拵えの仕事がとても重要です。


「絣織物」は、糸に模様を付けて、織り重ねることで柄を作るものです。
すべて最初に図面と設計書があって、その通りに計算して作っていくわけです。

 

 

今回紹介するのは、経糸の巻き取り。

 

 

 

 


束になっている経糸を、幅を出しながら、たいこ(千切)に巻き取っていきます。

その途中に、絣のずらし機を入れます。
機械と言っても原始的なもので、糸の通り道を変えてやることで、絣をずらすのです。
つまり、遠回りをした方が大きくずれる、ということ。

 

 

 

 


この柄は特に細かく、2本ずつずらしています。
経糸の総本数は、1400本ですから、700通りの通し分けをしてあるわけです。

 


写真の手前が、ずらす前。
奥が機械を通ってずれた後。


 

美事に柄が現れました。

実に手間がかかる仕事です。

 

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2007年10月26日 23:17

コメント

マンボウ [2007年10月29日 11:41
この図面と出来上がる作品との関係を何度も説明されたのですが・・・途中でギブでした。^_^;
ちゃんと(普通に?)作るって恐ろしく手間の掛かる事だけはなんとなく解りました。(スミマセン:笑)

しんぺい [2007年10月29日 12:46
マンボウさん>
一つ一つ丁寧な積み重ねで。
一歩一歩進んで、完成に近づいていきます。
時間はかかりますけどね。

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