一男去ってまた一男
おととし、徒歩で故郷に錦を飾った長男裕人氏が、京都へ上ったとめずらしく電話をくれた。倹約家なので深夜バスでかって一月半掛けて歩きぬいた道中を今度は、でえく修行にまた上る。豪語していたアフリカまでワールドカップ応援に歩くなどは、引っ込めて、職業訓練校の続きで京の師匠に弟子入りするらし。次男のとっくんの太秦のアパートに近いらしく、息子どもの京は寒さにも春が来たようだ。

古屋地区の畝焼きも終わり、温暖な一日となった。

朝の二便くらいの9時代に空港でチェックインするお客さまは7時半のバスで向かわれた。

ご研究も成果が花開かれたとのことで、食と静かさで仕えた宿としても安堵。

今朝もまた、変わらぬ野菜たちとの饗宴で、食と静けさの一日が始まる。
田尾丸田貸し畑で収穫したぶっとい牛蒡は、味噌汁の具に。
蓮根は市販で安く良いものが並ぶのでコンニャクとひじきで炒め、自家唐辛子でアクセントを。
葉物は売り物みたいな大きさには自然農のためならないが、丁度食べやすい大きさである。
応援している八町坂結い豆腐店のを連日使ってみた。綾にはもちろん人気の徳丸さんあり。
アラジンストーブもセットして、白々夜が明けるのと、お客様が起き出すのを待つ。

奥さんは何度も畑に出ては、野菜の追加を採っている。
元来けちな私は春の野に出でて若菜摘むのも、後で足りず、自分の口には春菊など入らなかった。
いつも穏やかに宿の一部始終を見下ろしている猫。

少量しか出てなく、まぼろしの味春菊。これも自然農の初期の時期は収量は望めないから。

こっちは、採ればまたすぐ成長する摘み菜だが、ケチってしまい、口に入らなかったおひたし。
味噌作りの手間がなく市販の味噌。そんなこんなで、はい出来上がり。バスにも間に合います。

この食と静かさを求めて、また本格的な四月来宿時には、もう初夏のはず。オールボワール。