くじら物語
北西からの冷たい冬風が吹き付けてくるかと思えば、気がつくと南西風に。
強風に荒れる海を見ていると6年前のことを思い出します。
鹿児島県 南さつま市大浦町にある 大浦特産品直売所 ふるさと館
その横の広場におおきな鯨のモニュメントがあります。

「なんでくじらなんだ?」とおもう観光客の方も多いと思います。

この鯨のモニュメントは2002年1月22日未明、14頭ものおおきなマッコウクジラがこの近くの海岸に集団座礁し救出作業がおこなわれた「鯨との日々」というメモリアル碑なのです。
2002年1月22日、まだまだ寒さも厳しい中、14頭の座礁鯨が発見され、強い北風とみぞれ交じりの厳しい状況での懸命の救出作業が連日夜通しで行われました。
しかし13頭は残念ながら息絶えてしまい、1頭だけは救出成功し、沖合いの海に帰っていくことができました。
(以下6点の写真は、南さつま市役所からの提供です)
座礁した14頭のマッコウクジラです。大きすぎてまるで岩のようです。

行政機関をはじめ、地元建設業者、ダイバーやボランティアらによる懸命の救出作業の様子。
鯨から流れる血で海水が赤く染まっています。


死んでしまった鯨13頭のうち、1頭は学術研究用の骨格標本にするため、近くの小湊海岸に埋められました。

残り12頭の死んでしまった鯨たちは笠沙町野間池の沖合いの海底に沈められました。


台船で沖へゆっくりと導かれていく「希望の1頭」

あの鯨たちが座礁していた海岸の、普段の様子。

そのそばにはこんな碑が建立されてます。

作品名 「鯨との日々」
鯨の周りの柱は死んだ13頭の鯨をあらわしてます。

碑文

海を想い、涙をながしているようにみえてしまいます。
