公式戦2位で終了
【阪神4―1中日】
ゲーム終了後、スカイマークスタジアムを埋めつくしたタイガースファンから、『オカダコール』がわき起こりました。
帽子を取った岡田監督は、本塁方向へ一礼し、振り返ってバックスクリーン方向へ一礼しました。

スタンドからは「ありがとう、岡田監督」「やめないで!」の声が飛んでいました。
こんな光景を見ると何故かジーンと来るものがあります。どんな場合でも区切りは必要です。
監督をやった5年間で80勝以上を3回も経験しています。優勝は1回しか出来ませんでしたが、誰もが認める素晴らしい成績です。
お疲れ様でした。もう一度監督に戻って本当の日本一を目指して下さい。
最後に球児と岡田監督の絆も残しておきましょう。
球児には言葉で表現できない感情がありました。3点リードの9回にマウンドへ。2人を三振に切取り、最後の谷繁は難なくライトフライで締め、見ていて圧巻でした。
勝者の列はいつもと同じように、監督とハイタッチを交わしていましたが、これが別れの儀式のように見えてしまいました。
球児は監督から辞任の意向を聞かされ、「複雑ですね。監督以上の監督がおるのかなという気持ち」とコメントしていました。
今では誰もが認める日本の守護神に成長した球児の適正を見抜き、世に送り出してくれた恩人の、岡田監督です。
球児には忘れることの出来ない、06年8月31日、甲子園での中日戦。1点差の9回2死1、2塁。
プレッシャーと戦う球児のもとへ岡田監督が歩み寄って、「お前で負けたらしゃあない。好きなように投げろ」と。
最高のゲキで、ピンチを切り抜けた球児。常に絶大な信頼を寄せてくれた監督。
球児もそれに応え続けました。口には出しませんが、2人だけの絆がありました。
セーブの付かない場面、ビハインドの場面でも、この絆があったからこそいつも最高のピッチングが出来たのでしょう。