家族で楽しめる川釣り:釣り方編part3
先週までは川釣りの中でも比較的簡単な「ウグイ、オイカワ」について道具、釣り方等を紹介してまいりました。これらは、子供でも十分楽しめますが、水上村で「渓流釣り」というと通常、「ヤマメ釣り」のことを指します。そこで、今回、やや難しいヤマメ釣りについて簡単に触れます。
ヤマメ釣りは、何故他の魚より釣るのが難しいのでしょうか? 2点あると思います。ヤマメがかなり綺麗な水にしか住めないため、釣れる場所が川の上流の限られた場所になることと、他の魚に比較し神経質であるため、釣る際に細心の注意が必要であることです。そのため、よく「まぼろしの魚」と言われたりしますが、水上村の川で10匹程度のヤマメを釣ることはそれ程難しいことではありません。釣り方の極意は、これまでと同様、いかに釣り餌を自然の餌とヤマメに思い込ませるか(だますか)ということにあります。以下にこれまでの釣りと異なる点を中心に説明します(これまで同様餌釣りについての説明です)。
釣り道具:これまでの道具とどこが異なるかと言えば、ヤマメ釣りの場合、ウキを使うことはありません。ウキの場所に、目印をつけます。ウキがないということは、魚が引いたかどうかは、竿から伝わってくる感覚で合わせることになります。こつこつと手に当たった感覚があったら合わせてください(合わせ方はその時々で微妙に異なりますので、釣り上げたときの感覚を覚えるしかありません)。
釣り方:ヤマメは神経質ですので、これまでの魚以上に魚を驚かせないよう細心の注意を払ってください。以下の行為は厳禁です。再度確認してください。
・ 水音をさせる
・ 人の姿や影を見せる
・ 不自然な餌の流れ引き続き
ヤマメは、通常川の落ち込みの横の水が渦を巻いている場所や、川の流れがやや緩くなった場所にいます。下流にいるヤマメを驚かせて、上流に逃げ込まれると上流のヤマメも連れなくなりますので注意してください(下流のヤマメが伝令となって危険をしらせるのだそうです)。ですから、まず下流(川の流れが緩やかになった場所)のヤマメを釣り上げて、次に川の落ち込み付近にいるヤマメを狙います。
場所:川の水のきれいな場所。特に、釣る場所より上流に人家がない場所が理想的(排水が流れ込まないため、水がきれいである可能性が高い)。水上村の川では、当館近くの川ならどこでもいます(放流している)。山の中の非常に細い川にもいる場合がありますので、だめもとで釣り糸を垂れてみるのも良いと思います。
ヤマメ釣りは非常に奥が深く、また釣り方も人により千差万別です。楽しみながら自分の釣り方に磨きをかけて下さい。

昨年釣られた尺ヤマメ(上段、34cm)。非常に斑紋が美しかった。