昆虫採集と観察 オオムラサキ
先週に引き続き、水上村夏の昆虫についてです。今回は、オオムラサキです。
オオムラサキをご存知ですか? 「蝶」の名前です。日本の国蝶で、里山に住んでおり、大きさはアゲハチョウ程もあり、オスは紫色の羽がとてもきれいな蝶です。私が子供の頃は憧れの蝶でした。
全国に分布していますが、水上村のオオムラサキは分布の南限に近く、大きな個体が多いのと、メスの斑点が白いのが特徴です。7月中〜下旬にその姿を見ることができます。
水上村では、以前、かなり多くのオオムラサキを見ることができましたが、クワガタ同様、最近はめっきり数が少なくなりました。それでも、少ないながら、村内のいたるところで見ることができます。唯、昔のように、ここに行けば必ずいるという場所はほとんどなくなりました。そんな場所の一つが市房キャンプ場付近です。クヌギの樹液を吸いに来ている個体や、木の上の方でテリトリー(縄張り)を張っている姿を見ることができます。
一昨日、今年の状況を確認するため、近くのポイントを探して回りました。市房キャンプ場の売店前で飛んでいる姿を見かけた時は、「今年も見ることができた」、ととても嬉しくなりました。また、当館近くの川沿いにあるニレの木で、テリトリーをはっているオスを一頭見ることができました(写真)。
オオムラサキが雄大に飛び交う姿が、この先いつまでも続いて欲しいと心より思います。

オオムラサキオス(水上村産)

オオムラサキメス(水上村産)

ニレの木でテリトリーを張るオオムラサキ(平成20年7月15日)