かぼちゃパイ
秋の味覚、かぼちゃでパイを作りました☆

北海道にいる友人から、立派なかぼちゃを5個も戴いてしまいました!なんでも今年はかぼちゃが豊作で、収穫するのも大変だったとか。こんなに大きいんですもの、そりゃあ一苦労だったことでしょう!どれどれ…なるほど!叩いてみると響くようないい音がします。
“栗のようにホクホクで美味しいよ”という彼女の言葉に、期待絶大で包丁を入れてみます。しっかりと実が入っていて、はじけるように開いた切り口から鮮やかなかぼちゃのオレンジ色が。うわぁきれい!と、思わず叫んでしまいました。

これは久しぶりにかぼちゃのパイを作ろう!素晴らしい食材に出会うと創作意欲がムクムクと湧いてきます。さっそく腕まくり!…おっと、でもちょっと待って。こんなにたくさんなのだから、我が家だけで楽しむだけでなく、沢山作って今度の日曜日に教会に持って行こう。
…そして土曜日、大きな蒸し器にたっぷりのお湯を沸かし、2回に分けて丸々1つ分のかぼちゃを蒸します。蒸しあがったかぼちゃは、友人の言うとおりホックホク!そのままぱくっと食べたくなる衝動を抑えつつ、あつあつの実を皮からはずしてフードプロセッサーへ。混ぜながらブラウンシュガー、卵、生クリームを次々に加えて行くと、次第にかぼちゃはやさしい黄色のペーストへと姿を変えていきます。

シナモンとラムで風味付け…気がつくと、ある歌を口ずさんでいました。私にとってのかぼちゃのパイとのはじめての出会いがこの歌の中でした。まだ小学生だった頃、同い年のいとこがきっと叔父夫妻が好きで聴いていたのであろう、さだまさしさんの“パンプキンパイとシナモンティー”という曲を教えてくれました。早口言葉のようにたくさんの言葉が並ぶ歌詞を、さださんお得意のリズミカルで流れるような調子で歌っていたのが印象的でした。
物語のように歌われる曲の中で、小さなドラマが繰り広げられます。“バラの形の角砂糖2つ”…という歌詞が、当時はとてもおしゃれに思えたけれど、今はバラの角砂糖なんて、ついぞ見かけなくなってしまったなぁ…なんて考えながら、かぼちゃのパイを作るといつもこの歌を口ずさんでしまう私です。

かぼちゃのフィリングが出来たら、冷ます間にパイ生地を伸ばし、パイ皿に敷き込みます。フィリングを詰めたらフタになるもう一枚のパイ生地をかぶせて形成、ハケでツヤ出しの卵を塗ります。
200℃の窯(オーブン)の中で、何層にも重なったパイがおもしろいように膨らんでいきます。部屋の中にかぼちゃの甘い香りが漂いはじめると、ついつい必要以上にオーブンを覗き込みたくなってしまったりして。窯に入る時、冷たくぺったんこだった生地は、出てくるときは見違えるようにふっくら美味しそうな焼き色がついています。
朝6時に火を入れて教会へ出発するまでに、3台のパイを焼き上げました。さぁ車の中を、焼きたてのかぼちゃパイのいい匂いでいっぱいにして出かけましょう。食べてくれる人が、大勢待っていてくれますから!

