Berry Good!
キッチンガーデンの朝は、ベリーで始まる。。
今年も、全国からの農村体験・修学旅行の中学生さんたちが安心院を訪ねる時期がやってきました。もうすでに5校以上が安心院入りし、農村の豊かな自然の中ですごし、目に見えないお土産を心に都会へ帰って行きました。
「キッチンガーデンサトウ」に住まう私たちは、安心院出身ではありません。父はもともと安心院のこの家の出身だけれど、若かりし日に上京し、横浜出身の母と出会い、そのまま居ついて私が私が生まれたので、私たち家族はほとんどの時間を横浜で過ごしてきました。
そんな、ある意味「よそ者」であり「都会人」であった私たちが、農村を体験しに来た学生たち(もちろん一般のお客様もですが)へ、満足していただけるようなおもてなしが、果たしてできるのだろうか…
少し前まで私たちの心には、そんな一抹の不安がありました。
自分たちのもつ都会の部分を隠し気味にしてみたり、またムリして「田舎らしさ」を演出してみたり…色々と試行錯誤してみた時期もありました。
でも、やっぱり自分たちには自分たち流のおもてなししかできない、というところに、今は落ち着いています。
ありのまま、等身大でするおもてなしでなければ、もてなされるほうもやっぱり居心地が悪い、というところで腑に落ちたからです。
だから、私たちの家では「地産地消」を奨励する傍らで、地球の裏側の食材も公然と食卓にのぼります。ティータイムにはフランス産のお砂糖をお茶に添えますし、イタリア・パルマのチーズを家で育った玉ねぎたっぷりのミートソースにおろしてかけたりもします。
それらはたしかにCO2をいっぱい排出して運ばれてきた食材たち。コンポストを使って循環型農業を目指すエコの生活とは、ある意味で相反します。
けれども、それが私たち家族が都会で触れてきた日常であり、田舎にやってきた今も手放さずにいるものたちなのなら、あえて我慢したり隠したりすることもないと思い至りました。
今はどんな場所に住んでいても、インターネットを通して世界中のものが手に入る時代です。都会にいたときには、店に買いに行くことができるのであまり活用しなかったネットショッピングを、ここ安心院に来て頻繁に利用するようになりました。たしかに送料などはかかるけれど、その気になれば手に入らないものなどありません。むしろお店で見つからないものが居ながらにして探せたりしてしまう。小さな子供を抱えて、重たい買い物袋を提げて帰宅しなくても済むという点では、ネット販売のメリットもかなりのものです。
田舎に移住したいけれど、都会の便利さが手放せなくてどうしても踏み出せない…。そんな思いをして居る方々も、案外多いかもしれません。そんな方々にこそ、我が家にお越しいただきたい。そして都会出身の私たちが、この田舎でどんな風に生活しているかを、ご覧いただきたいと思っています。
都会の便利さを、全てあきらめたりしなくても良いのです、田舎では欲しいものが何ひとつ手に入らなくなる、と思わなくて良いのです。そんなことをお伝えするのに、我が家が一役買うことがあったら、それは私たちにとって、とても幸せなことです。
…さて、トップの写真は、お泊まりくださった学生さんたちに、二日目の朝食にお出ししたフルーツヨーグルト。
二泊三日でお泊まりいただく場合、我が家では一日目は母の和食、二日目は私の洋食の朝食を召し上がっていただくことにしています。安心院の地もののいちごに、裏庭で去年撮れたブラックベリーのコンフィ、そしてこの時期山道を行くと、両側の斜面に実っているのを見ることができる草いちご。。。そんなベリーたちを召し上がっていただくために作った一品です。
これから、夏に向けて、キッチンガーデンにはフレッシュなブルーベリーやブラックベリーが実り始めます。花の時期が終わり、また青いけれどたくさんのベリーたちが、自分たちの季節の準備をしています。
ベリーグッドなベリーたちに、今年も出会いにいらしてください☆