小国は熊本県の最北端、三方を大分県に囲まれた小さな町、小国。農家レストラン、農村体験、自然体験などをご紹介していきます。オススメリンク集:【ガズームラ トップ】【安心院町】【蒲江町】
11/22からの連休、家族を小国に残し長野に行ってきました。完全に個人的なお出かけ。実は観光研究学会というのに所属しており、その大会が長野県の上田市で行われていました。そのシンポジウムのテーマが「観光まちづくりの戦略と手法」というものでした。基調講演は由布院の中谷健太郎さん相変わらずの中谷節、何回お話を聞いてもためになるし面白い。農村である由布院が観光地化していく過程で、「観光業」と「農業」が分断されていく現実に立ち向かっていく話から、観光まちづくりとは「地域学」である・・・すなわち「地域を語れる人」をどれだけ増やせるか。こうした「地域学」を創りあげることが必要であるとのこと。そして「地域」はカオスに満ちている。その混沌とした「あいまいさ」が魅力でもあり、パワーの源でもあるということ。それには「出会いの場」をどれだけつくれるかが鍵であると。(家に帰ってからもう一度「たすきがけの由布院」を読み直しました)そしてこの観光研究学会の会長は九州ツーリズム大学講師でもある安島博幸先生(立教大学教授)今年はサバティカルで授業を持っていないのになぜか忙しいとぼやいていました。(杖立でゆっくりしたいと言ってました。)シンポジウムのパネルディスカッションでは小国でも顔なじみにメンバーが。「観光」が「まちづくり」に果たす役割をもう一度整理し直す必要があることを実感した非常に面白いシンポジウムでした。 観光は「風が吹けば桶屋がもうかる」という理論なんですが、それをまちづくりに置き換えたときに、行政がどれだけそれを住民に伝えきるかが鍵であるということ。 まちづくりも同じで全体を見ながら個別を、個別をみながら全体を見ていく必要があること。 「観光」は基本的に人が関わることで、輝きを見せることが出来る。 ならばその人づくりが絶対条件である。 「気持ちいい出会い」をどう作り出せるのか・・・ 中谷さんがおっしゃっていた「老若男女入り乱れる地域づくりの場」というのは実はツーリズム大学で実践してきたことなんだなと再認識しました。パネルディスカッションで特に面白かったのが高橋寛治さん(高野町副町長)のお話。以前長野県飯田市の産業経済部長をされていた時、視察やツーリズム大学の講師などいろいろお世話になった方です。高野町のまちの形成のお話だったんですが、基本的に宗教都市として成立し、その宗教的規範から守られてきたことによって「前近代が持っていた生活」が残っているまち。そのまちを住民自らが過去から未来へ伝えていくこと。などなど。まちのテーマが「宗教環境都市」ですよ。一度高野町に行ってみたくなりました。中谷さん曰く「曼荼羅の世界を認めているまちにはかなわない」「地域にとっての聖なるものを守る」ちなみに高野町には世界遺産の看板は無いそうです。 石見銀山の松場登美さんが世界遺産の弊害を語っていたのはこの部分なんだろうな。ツーリズム大学の12月講座でお会いしたときに聞いてみましょう。ちなみにこの長野大会の実行委員長は長野大学教授の三田育雄先生昨年度、ツーリズム大学でも講演していただきました。大会の報告も非常ににぎわいを見せていました。来年は立教大学の新座キャンパスで開催とのことです。
2008年12月2日 8:00
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