Super Cypha GT1のブログ

滑るな、パナソニックトヨタ。2008年こそは初優勝くらいにしておくか。そして日本最強チームに。


利食いも買戻しも素早く目まぐるしい動きの株式市場

2008年8月26日

あり得ないことが、(141)

これはフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係ありません。



しかし自分が勉強するのは簡単だが他人に勉強して理解もらうことはずい分難しいことだと思う。学生時代に教員免許を取得するため教育実習に参加したことがあるが、理解度の異なる多数の人間に必要なことを理解させるのがどれほど大変なことか思い知らされた。

 

大体、僕は短気で同じことを三回言って分からないと叩きたくなってしまう方なので人にものを教える仕事は全く向いていないようだ。何よりも頭のよろしくないがきが大嫌いという性格からして最大の教員欠格事由だろう。

 

教員になるためには人格も知識も必要なんだろうが、何よりも子供が好きなことが絶対の基本条件だと思う。教え方とか知識なんていうのは自分がその気になればいくらでも増やしたり工夫も出来るが本質的に嫌いなものはどんなに努力しても人格変化でも起こさない限り決して好きにはなれない。街中や電車の中でがきがそばに来ると嫌な気分になるようでは子供の相手なんかとても覚束ない。

 

今の仕事は企画をするだけで直接教えるわけではないが、これまでの経験から語学は机に向かって勉強するよりも好きなとこと一緒に楽しみながら勉強した方が良い結果が出るものだと思う。そんなわけで今回の企画を思いついた。それでも調べてみると同じようなことを考える奴はいる者であちこちのホームページに似た企画が掲載されている。

 

後はどんな趣味と語学を結び付けてどういうプログラムを組むかということが売れ筋を取れるかどうかの分かれ目になるのだろう。その辺のことは僕よりも営業の範疇に属することなのでそれを営業君と調整していこうと思ったら何だか営業君に対して嫌な予感がして両腕に鳥肌が立ってしまった。人間は予知能力があるというがこの悪い予感が的中するとは未だこの時点では思いつかなかった。

 

そんなこんなで種々様々な雑用をこなしているうちに夕方になってしまったが、営業君が戻って来ないので仕方がないからクレヨンに間違っても道草なんかしないように釘をさして先に帰しておいて僕は営業君を待っていたが、六時になっても七時になっても戻って来ず、携帯も通じなかった。北の政所様を始め皆さっさと帰ってしまって女土方も七時を過ぎたところでしびれを切らせて「ごめんね。」と言うと先に帰ってしまった。

 

急ぎの結果でもないし翌日聞いても良かったのだが、自分で頼んでおいてさっさと帰ってしまうのも仁義に反すると思い仕方なく一人で待っていると八時近くになって営業君が戻って来た。何所に行っていたのかと思ったら自分の知り合いのツアープランナーと会っていたようだった。

 

「主任に頼まれた趣味と語学を結びつけた留学ツアーというのは最近流行りだした比較的新しい企画のようです。今はまだ走りなのでそれほど種類は多くないようですがこれから各社とも様々な企画を出してくるんじゃないかと話していました。

 

ただ、いずれにしても短期間で主になるのは趣味の方で語学は刺身のつまという程度のようです。ただ旅行社の方もいわゆるこれから暇と金を持っている団塊の世代を当て込んでいるようなのでうちがその気があるのなら何時でも共同企画に応じるとは言っていました。」

 

営業君はそれなりにきちんと調べて来たようで話の内容はそこそこ的を射ていた。

 

「お疲れ様でした。遅くまでありがとうございました。企画については今急に走り出すことは出来ないから後発になってもその分しっかりしたものを提供していけばお客はつかめると思うわ。じゃあまた明日詳しいことを教えてね。今日は遅いから引き上げましょう。」

 

営業は相手様の都合だから時間は気にしないのかもしれないがこっちはそうはいかない。自分の責任を果たして給料分だけ働けばそれでたくさんだ。用もないのに遅くまで残るなんて真っ平ごめんだ。

 

「それから出来るだけ携帯には出てね。通じないところに入る時はその前に連絡してね。営業とはやり方が違うかも知れないけど遅くなるのなら現場から引き上げてもらってもいいのだしその方がお互いに合理的でしょう。」

 

「はい、分かりました。」

営業君は素直に返事をしたが、その後がいけなかった。

「主任、良い時間だし帰りがけにちょっと食事でも付き合っていただけませんか。聞いてもらいたいことがあるんです。」

 

帰り支度を始めた僕に営業君はとんでもないことを言い出した。こんな時間に酒なんかに付き合っていられるか。

「ごめんなさい。私は早く帰らないといけないの。今日はありがとう。」

僕は荷物を持って出口に向かおうとしていきなり後ろに引き戻された。驚いて振り返ると営業君が僕の腕をつかんでいた。

 

「主任、冷たいなあ。お願いしますよ。」

営業君は笑っているけど直感的に目を見てこいつ危ないと思った。僕は自分が男のつもりで営業君の腕を振り払おうと思ったが、今は自分が女であることを忘れていた。

 

ウエイトで鍛えても所詮は女の筋力、振り払うどころか逆に引き寄せられて両腕をつかまれてしまった。営業君はさして筋肉質でもない普通の体格の男性で体も僕よりも一回りも大きい程度だが、クレヨンをあしらうようなわけには行かなかった。なるほど男の力というのは大したものだ。

 

「主任、僕はずっと待っていたんです。こういう機会が来るのを。お願いします、つき合ってください。」

 

営業君の顔は笑っているが目がマジだった。こういう状況になると女だったら完全に取り乱してしまうのかも知れないが、元々僕は男なのでさして慌てもしなかった。ただこのまま抱き締められたり、それ以上のことをされたりするのは真っ平御免こうむりたかったので、この現状をどう打開するかを考えた。


2008年8月26日 23:38

コメントを投稿する

※は必須項目です。   ※はじめて投稿される方は、こちらをご覧ください。

ニックネーム
メールアドレス   
URL  
コメント
(全角500文字以内)
 
パスワード   

投稿する

トラックバック

この記事に対するトラックバックURL:

  ※はじめて投稿される方は、こちらをご覧ください。

利食いも買戻しも素早く目まぐるしい動きの株式市場


<<  December.2008  >>

SMTWTFS
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   


九州地区限定 Gazoo mura応援企画 ムラの笑顔に会いに行こう!キャンペーン

TOYOTA METAPOLIS

TOYOTA METAPOLIS

TOYOTA METAPOLIS




アクセス数

1069428pv


お気に入り登録ユーザー数

3Users