窯垣の小径
瀬戸の最も瀬戸らしい風景
妻が小鉢を注文していたらしい。完成したからとのことで送ってもらうのもいいけど、せっかくだから工房をみせてもらいがてら‥ということで取りに行きました。
まだ若い方でしたが、シンプルながら独創的な作風で注目されているようです。(←あまり詳しくないのでよくわかりませんが‥w)
工房の様子を教えてもらったり、いろんな話が聞けたのは良い刺激になりました。
さて、この際瀬戸の雰囲気を味わいながら散策をしてみようと訪ねたのが、窯垣の小径(かまがきのこみち)です。
窯垣とは、廃材となった窯道具(エンゴロや棚板)を、家の塀や石垣に利用したもの。
窯で陶器を焼くときに、陶器を保護したり、窯中へ詰込む為に使用したものなので、何度も使ううちに自然釉が重ねられ2つとない色合いを醸し出しています。
幾何学模様に積み重ねられた窯垣は、さまざまな表情をみせて目を楽しませてくれると同時に、焼き物の街であることを実感させてくれます。



↓窯垣の小径の途中に資料館があります。
この資料館は、本業焼の窯元の屋敷を保存する形で運営されています。東の母屋は「本業タイル」をはじめとした歴史を展示。西の離れの座敷では御歳90歳のおじいさん(とても若くて元気!!)が当時の様子を人懐っこい語り口で教えてくれました。


↑右は本業タイルのトイレ。(展示用です。)
というか豪華すぎて落ちつかないなぁw。
本業タイルとは明治時代に図柄の転写技術向上によりここ瀬戸でつくられた、国内初の量産タイルです。
古来よりの陶器を”本業”、あとから広まった磁器を”新製”と呼んでいるようです。
↓洞町に残る本業窯 4連房
全盛時は山ひとつが登り窯という時代があったそうですが、現在は環境面からガスや電気に置き換わっています。

↓瀬戸市マルチメディア伝承工芸館
窯垣の小径からはちょっと離れてますが、染付技法などがわかりやすく勉強できます。
磁祖 加藤民吉のマンガは頭の固くなったおじさんにもわかりやすくて良かったw。


ホントはもっとじっくり見てまわりたかったのですが、あまりの寒さに撤収。
暖かくなったらまたゆっくり来たいなと思わせる街並みでした。