海の神 玉依姫命(たまよりひめのみこと)例祭
10月21日、本郷地区の“おくんち” 乙姫神社大祭があり、
神事組みの今年は太鼓を持ち島内を練り歩きました。
今では“おくんち”に参加する人も、
見物する人もずいぶんと少なくなりましたが、
昔は、山車や道囃子・蛇踊りの出し物など
大変賑やかだったことを思い出します。
人が少なくなったとはいえ、
本郷地区にある3つの部落で神事・神輿担ぎ・遊びと
毎年の役割が決められていて、
神事組みは1週間前のしめ縄作りから社の飾りつけ、
おくだりの準備、竹切り等、いろいろと大変です。
当日は、各家々の前や道の両脇にしめ縄・四垂を張り、
その中だけを御神輿・舞姫・獅子舞の行列が練り歩きます。
(毎年の事ながら、四垂が左下がりか右下がりかでもめる一幕があり、
神様を内にして左下がりだっちゅう〜のワカランカ!と心で叫んでます。)
開運厄除・縁結び・安産・海上安全の神、玉依姫命は
神霊が依り憑く女という意味の巫女神様なので、
声を出したり揺さぶることもなく静かに通っていきます。
神社の境内でも奉納される舞姫と獅子舞ですが、
島内を一回りしておくだりした浜でも舞姫と獅子舞が披露されます。
静かな舞の後、独特のリズムを舞ながら打つ太鼓とともに激しい動きの獅子舞、
コントラストがなかなかのものです。

注連縄作り:手に血豆ができるほど大変な作業です。

奥宮:神事が始まり奥宮より神様が降りてきます。

奉納舞姫:雅な音の中、静かな舞が納められます。

奉納獅子舞:保存を裏方で支える人たちの努力により、中高生へ郷土芸能が伝承されます。

御神輿:神輿担ぎの人手を確保するのも年々大変になっています。

直会(なおらい):神事が全て終わり、乾杯の後に普段の生活に戻るといわれています。
崎戸のおくんちは、蛎浦の浅間神社大祭と江島の八幡神社大祭がありますが、
少人数の島民で伝統を守り続け、とても風情のある江島おくんちもぜひ見てもらいたい行事の一つです。