他愛もない話
久し振りに仕事がらみの話をします。
先日、社員食堂で、関東に本拠のある小売業の商品部長にお会いしました。彼とは去年の秋に彼がサプライヤーの工場監査に行くのに同行して3度中国の工場を回って以来のお付き合いですが、日本で会うのは初めてです。この1年間に2度当社に来ているのですが、2度とも会えずじまいでした。今回は突然の来社だったようです。
「時間があるなら、食事の後、私のフロアでコーヒーでもいかがですか。」とお誘いし、10分ほどすると、彼らお客様3人と営業課長、デザイナー女史の5人がやってきました。私はいつも自分用にドリップコーヒーが用意してあります。自販機で買うのよりは安いし、インスタントよりはうまい。
上司の室長も呼んで7人でコーヒータイムになりました。
野球の話から、営業課長が突然言い出しました。
「私は野球特待で入ったようなもので、試験は成績が悪くて駄目だったのを無理やり通してもらったのですよ。だから、その年の新卒12人の12番目。」
そういって名札の番号を指差します。社員番号の末尾2桁が当時は入社時の席次でした。今は50音順に変わっているそうですが、以前は社員番号で入社試験の成績が分かったものです。
すると、かの商品部長殿。
「やあ、私も2次募集組で、面接のとき、採用予定者に辞退が出なかったら枠がないと言われました。80人の予定に対し、81人目でした。1人辞退が出て入社できたのですよ。」
同期入社の半数は既に退社し、残っている40人の中でこの春30代にして部長になった彼は出世頭でしょう。おまけ入社と言っていいような人がそうなるのですから、世の中分からないものです。
我が室長も6人中6番入社。でも、営業部長を長年務め、今は役員でないものの経営会議に出るぐらいですから、入社後の成績は優秀です。
さて、最後は私。私も2次募集組で、21人中19番。営業成績上がらず、同期の中でいつも成績は入社時の席次どおりでした。33年目の今、同期生は私を含めて4人のみ。常にブービー争いをしていた私が残っているのも不思議なものです。リストラの危機に直面したとき、新設部署を用意してくれた人に感謝以外の何物でもありません。
「みんな勉強できんかったんだな。」
人生はどこで何が待っているかわかりません。