夜明け前
木曾路(きそじ)はすべて山の中である。
あるところは岨(そば)づたいに行く崖(がけ)の道であり……で始まるのは島崎藤村の「夜明け前」……
蓮華寺(れんげじ)では下宿を兼ねた。瀬川丑松(うしまつ)が急に転宿(やどがへ)を思ひ立つて、借りることにした部屋といふのは、其蔵裏(くり)つゞきにある二階の角のところ。寺は信州下水内郡(しもみのちごほり)飯山町二十何ヶ寺の一つ、真宗に附属する古刹(こせつ)で、……
で始まるのは、島崎藤村の破戒。
破戒の舞台となったのは飯山。
島崎藤村は、この破戒の取材のため度々飯山を訪れ、破戒の他に「千曲川のスケッチ」なども残されています。
今日の写真は、千曲川の夜明け前のつもり……もうすでに夜は明けていますが……。