ピットワークのお話 後編
今度は燃料補給のお話です。

スーパーGTのレースカーの燃料タンクは全車100リットルです。
今回は500キロレースなので、2回は燃料補給しなければなりません。
スーパーGTではルールによって、燃料補給は「自然落下式」に限られています。
その他にもピットに設営される燃料タンクの高さや給油ホースのサイズなどの
細かな規定があります。
ここで重要なのは如何に早く、レースカーに燃料を注ぎ込むか。
100リッターの燃料タンクが満タンになるまでにでも数秒のタイム差が
出てしまう場合もあります。
今度は給油担当のピットクルーの藤原さんにお話を伺いました。

一番気をつけているのは「火災を起こさないこと」だそうです。
ピットインしたばかりのレースカーは排気管やブレーキが高温なので
少しでもガソリンがもれると火災になる危険があります。
その他にも、給油装置にはずいぶん工夫を重ねたそうです。
例えば、ピット側のタンクのそこの部分。
はじめはホースの長さを詰めたいがために、タンクの端にホースがありましたが、
はやり、自然の摂理に従うと、円の形をした中心部にホースをさしたほうが
抵抗が減って流速があがったそうです。
これらの道具はすべて藤原さんが研究開発しているそうです。
あと、火災の危険を考慮して、
藤原さんと給油アシスタントの二人は2重の耐火スーツを着ています。
さらに作業間近になるとヘルメットも着用してスタンバイします。
夏のレースではピットでは一番暑い思いをしているのです。

スプラッシュ!!