たったひとつのたからもの
TVドラマ化されている本です。
随分前に放送されていたのですが、録画してあってもなかなか見る機会が有りませんでした。
G.W中に見ていたので、廃線ウォーク後にアップ予定でした。
結局休み明けから仕事が忙しくて、昨日で一段落。
少しやる気が抜けています(苦笑)
常連の皆さんの所に行けていなくてすみません(^_^;)。
さて、このTVドラマは実話ベースです。
ダウン症の息子さんを授かったご夫婦が、そのお子さんが亡くなるまでの6年間を過ごした記録です。
まず、わが子に障害が有る事が解った場合、親御さんがその現実をすんなり受け入れる事ができないケースが多いですね。
例えば、母親が育児主体で父親が仕事一筋の家庭のケース。
そこでお子さんが自閉症を発症した場合。
自閉症は「脳に障害がある先天性の病気」ですが、最初は「発達遅れ」が顕著に現れるので、母親は自分の育て方が悪いと自分を責める。
父親もこれまた「育児はお前に任せてあるのだから、お前の育て方が悪い。」と母親を責める(そんなドラマもありましたが、あながちフィクションとは言えないでしょう)。
しかるべき医療機関で「自閉症」と診断されるまでは、この誤解は続きます。
(この誤解が原因で「離婚」となったケースも有ります。)
また、「自閉症」とわかってからも、今度はその子の育て方・接し方で悩む事になります。
わが子が障害児となった場合、そこには「何で私の子が・・・・」と言う言葉が必ずと言って良いほど出てきます。
しかし、「自閉症」の場合、最近では100人に一人の割合とか。
稀な病気とは言えなくなっています。
子供の障害を告知される事は、殆どの親にとっては辛い現実でしょう。
(「五体不満足」の著者乙竹君のお母さんは、生まれたばかりの彼を見て「まあ、かわいい」と言ったらしいのですが、自分が同じケースだったらとても真似ができません(^_^;))
この物語のお子さんはダウン症。
生まれてすぐに染色体の異常がわかり、心臓に合併症があり1年の命と診断されました。
(この病気の名前を知ってはいましたが、詳しい症状はこのドラマを見て初めて知りました。)
それから6年間、様々な出来事を経験し、この「秋雪君」は成長していきます。
そして、彼と共に親御さんも成長していきます。
子供に障害があると言う現実を正しく認識し、家族や親戚の理解と協力を得て、同時に周囲の理解と協力を得て、「秋雪君」が成長していく姿が描かれています。
ドラマでは年齢に応じて複数のお子さんが「秋雪君」を演じています。
この子供達、全員が実際の「ダウン症」のお子さんだったそうです。
ご両親やその他の親族の方々が悩み苦しんでいる様なマイナス表現は余り多くありません。
しかし、程度の差こそあれ、障害児を育てる事は容易ではないと思います。
「育児」と言うより「介護」ですから。
ただ、1年しか生きられないはずのわが子が、一年・また一年と成長を続けていた生命力に、ご両親は力づけられていった事でしょう。
「障害児」であった「秋雪君」が、ご両親の生きる力になっていた・・・。
悲しい結果でしたが、実話ベースと言う事もあり、とても心に残る作品でした。