軽トラのマニュアルミッションという「地域文化」
マニュアルつながりでいろいろ読んでいたら、軽のマニュアル車を高齢者講習に使用している自動車学校の記事がありました・・
静岡新聞さんの地域ニュースです。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.shizushin.com/news/local/central/20080510000000000041.htm
お茶の生産地として有名な牧の原地区では、「農家が茶園に面した道路沿いで作業するため、小回りの利く軽トラックを使うことが多くほとんどがマニュアル車」(同上記事)だそうです。
それで、70歳以上の高齢者に義務付けられている「高齢者講習」の実技用車両に軽のマニュアル車を導入した自校が受講者を増やしているそうです・・
じつは以前、スバルさんの軽撤退がらみで「サンバーはどうなる?」みたいなことを書いたことがあるのですが、それはわたしもいずれ田舎で自給自足の真似事をやってみたいとおもっているからで、その際、もっとも足としてピッタリのサンバーの「軽トラ四駆〜マニュアル〜過給器付き〜」という最強の軽トラに消えて欲しくないというおもいからでした。
軽のマニュアルが牧の原地区のみならず、全国いたるところの田舎、とくに狭くて細い、しかもぬかるむことの多い農道がメインの山間の地で重宝されているのは理由があるとおもいます。
それはもちろん、高齢の方たちが習ったのがマニュアル車だったということが大きいのですが、それ以外にもマニュアル車はよく知られているように低速で微妙にクラッチを繋いでいくことで、AT(CVT)ではスリップして上れないような道でも走れるという利点があるからです。これがたぶん日本人の器用さとマッチして有り難がられている点だとおもいます。
しかし、いっぽうそれ(クラッチワーク)は微妙である種の熟練を要する「技術」でもあるがゆえに、簡易さ・便利さからはほど遠いものでもあります。ゆえに駆逐されるのは時間の問題でもあります・・・ちょっと寂しいです・・・

いまやわが国のマニュアル車人口の大きな一端を占める、にもかかわらずあまり知られることの無い「地方高齢者文化」についおもいを馳せました・・
もちろん、わたしもいつかその輪のなかに入りたいと願っています。