スバルとやきそばの秘かな関係・・
群馬県太田市はスバルさんの工場で有名ですが、やきそばの街としても知られています。
先日、妻の実家の法事で上州群馬に行ってまいりました。
まだ晩夏といえるような日射しは強く礼服での仏事が少々うらめしくおもえました。今夏最高気温38度を記録した同県館林市に代表されるような、蒸し暑い群馬県のじっさいを一足遅く味わうことなったわけです・・
法事後、かねてからお気に入りの太田市までドライブしてみました。太田市はクルマ好きの方ならご存知のようにスバル(富士重工業)さんの工場があることで有名な企業城下町です(市民の60パーセントがスバルさんと関連会社の従業員だそうです)。
もちろんそれだけではなく、やきそばの街としても有名ですし、スバルさんの工場に出稼ぎにきている日系ブラジル人を中心とした在日外国人のみなさんが多く住んでいることでも知られています。
たしかにクルマを走らせていると、R2やステラといった軽自動車、それに新旧インプレッサを他の地域よりも多く見かけますし、市街地に出るとかなり旧めの商店などにブラジル国旗(あのサッカーでよくみかける・・)がかかっていたりして、なかなかレトロななかにもインターナショナルな一種不思議な無国籍性が漂っています・・
わたしは古民家など古い日本の風物も好きですが、種しゅ雑多な文化が混在するメルティングポッド(寄せ鍋)な味わいもおなじように好きです。だから太田が好きなのですが・・ なんといってもここは全国的にも有名な・・
やきそばの街なのです。
日本三大やきそば街(タウン)というのがあります。それらは秋田県横手市、静岡県富士宮市、そしてこの群馬県太田市です。このうち、わたしはここ太田と富士宮のやきそばは味わったことがあるのですが、いずれ横手も征服したいと秘かに狙っています・・
脱線しました、すみません。
さて、ここ太田のやきそばの特徴なのですが、太麺でそれに濃厚なソースが定番なようです。ただし現在は同市にのれん会ができ60軒近くのお店があるそうで、細麺タイプはもとよりイタリア風というのもあり、各店さまざま味を競い合っているようで、機会があればさらに追求してみたくなりました(笑)。
今回入ったお店でたまたま手に入れた同のれん会のパンフレットで、おもわぬ歴史を知ることになりました。

同パンフレットによりますと、太田市にやきそばが根付いた理由は・・・
「・・・太田にやきそばが広まったのは戦後。ラビットスクーターやスバル360などのヒット商品を生み出していた富士重工や関連工場には、東北地方から多数の人が出稼ぎに来ました。東北には古くからやきそばが存在し、その中には、現在もやきそばの街として名乗りをあげている秋田県横手市があり、この人達が太田にやきそばを持ち込んだのでは、とされています。また、やきそばは安くてボリュームがあり、汁が無いのでのびることがなく、いつでも気軽に食べられるところが、工場で働く人達に受け入れられた要因でもあるのでしょう・・・」
(以上引用は「上州やきそばのれん会パンフレットより)
つまり、スバルさんの工場で働いていた人たちが太田にやきそばを広めたということです。
スバル車を支えたのはやきそばパワーということですね。
たいへん勉強になりました。そしてわたしが食べたお店は、そのたたずまいが懐かしい昭和30〜40年代に下町によくあったような素朴なもので、しばしノスタルジックな気分に浸れました。
太田はスバル、ブラジル、やきそばといった種しゅ雑多なテイストが味わえる街です、秋の佳日、ミニトリップにいかがでしょう?
さいごに地元の商業高校の生徒さんたちがつくられた「上州太田焼きそばの旅」というサイトを参考までに紹介させていただきます。わたしもこれを参考に太田やきそばをさらに極めたいとおもいます(笑)。
(「上州太田焼きそばの旅」 http://www.tasyo.com/yakisoba/index.html 太田市立商業高等学校情報科)