iQ寸感〜軽自動車から見てみる。
発売間近のトヨタさんの超コンパクトカー、iQについてちょっとなにか言ってみたいです(笑)。
個人的にここ2年ほど軽自動車に乗っていまして(ふ〜原油高乗り切れました、もっともまた上がるとはおもいますけどね・・)、日々燃費良く小回りの効く軽自動車の素晴らしさに感謝しております。日本のクルマ関連インフラにその大きさがぴったりなんですよね、軽って。
さて、そんなわたしも軽自動車に不満がないわけではありません。たとえば・・
@ もう少しパワーがほしい〜とくに夏場、エアコンつけてるときの坂道。エンジン苦しそうでかわいそうで・・
A もう少し横幅、それに後ろのスペースがほしい〜側面衝突、後部衝突時がやっぱり心配。
B もう少し遮音性上げられないの、静粛性がイマイチ・・
C Aとも関わるけど、もう少し室内広くできないの?
・・・・といったようなことなどです。いずれについても「だったら軽になんか乗るな!」という有難いアドバイスには了解感謝させていただきます。
それで、そういう軽自動車ユーザーのわたしの眼から見たiQについてちょっといってみたいです。
まず「日本には軽自動車があるからiQあんまり売れないかも・・?」というご意見がけっこう見られることについてです。
売れるかどうかまだわかりませんけど、でもトヨタさんが軽自動車が強い日本のマーケットの性格知らないで、このiQ出すとはおもえないわけですね、傘下には日本で一、二を争うダイハツさんを擁しているわけだし・・ なにしろトヨタさんは世界ナンバー1自動車メーカーなわけだし・・
じゃあなんでこのiQ出すのかということなんですが・・
答えは「スマートキラー」なんでしょうか?たしかに主戦場は欧米、とくにヨーロッパであることは明白ですね、なにしろ彼の地専用で1.4クリーンディーゼルプラス6速マニュアルという気合の入りまくったモデルがあるそうですから。じっさい、かなりスマート殺しは成功するのでしょう、性能や品質でスマートを凌駕しているのはあきらかですから。
で、じゃあ日本はどうなの?ということなのですが。
iQは欧米で「スマートキラー」、日本では「Kカー(軽自動車)キラー」としての任務を負っているということなのだとおもいます。
そしてその目的は超コンパクトな世界戦略車の生産。日欧成熟市場でまずは売り、マイクロプレミアムカーとしてブランド化、新興国の低価格車戦略に正面から応酬せず、低燃費・低排出・低コスト等時代の要求する経済社会的ニーズに答えることそれじたいを価値化し世界で勝負・・・
ご存知のようにiQはとても小さいです、しかし小さいからといってその燃費、運動性能、安全性能、室内空間などが軽自動車より悪いとはいえません、総体としてみれば比較にならないほど優れています。普通車が無理なくダウンサイジングしていくためのテストケースに見えます。
むしろ、iQはその存在じたいが軽自動車批評になっているのではないでしょうか?
軽自動車ユーザーのわたしにはそれがよくわかります。冒頭挙げた軽自動車への不満のすべてにiQは答えています。正確には後突安全性には疑問がありますが、このクルマが批評性を持つのはあくまで軽自動車よりあえて小さくしているというところにあるとおもうので、大きくするのは(後突安全性を上げるのは)容易だと考えます。
それでトヨタさんはこのiQによって、現行軽自動車規格およびその優遇税制に対して疑義を提起、もって是正を求めているのではないでしょうか?制度としてのKカーキラーを狙っているのではないでしょうか?
ところでこの独断的かつトンチンカンな推測がもしも当たっているとして(はずれていたらごめんなさい)、それに対するわたしのサマリーは以下のようなものです。
@ 軽自動車の現行規格をより安全、快適なものにするために「カイゼン」するのは大賛成。
A しかし現行の軽自動車税制を安易に上方修正するのには反対。まず時代にマッチしない自動車関連税制全般こそ抜本的に改編すべき。現行コンパクトカー税制の値下げこそ必要。
・・・以上ふたつです。
iQまだ見ていないんですが、見る前にもう一回ぐらいなにか言ってみたいな〜っておもってます(笑)。毎度トンチンカンな投稿にお付き合いいただきましてどうもありがとうございました。