インサイトは価格破壊だけなのか?
パリ・モーター・ショーで全貌を明らかにしたホンダのコンパクトハイブリッド、インサイトですが。
初めて見ましたインサイト。風体はかつての名車、CR-Xと現行プリウスにちょっと似ているかな?とおもいました。(けっこう寸詰まりっぽいのね・・)
以下、良い点を箇条書きにしてみます。
@ 5ナンバーサイズに収めてくれたのは歓迎。
A 車重1100キロも軽くていい。
B かなり安いらしい。
スリーサイズの全幅1695mmと、5ナンバー枠に収まっており、大型化著しかった昨今の日本車のなかではマツダさんのデミオとともに、「日本回帰」志向をかんじさせて、そこは評価したいです。個人的にプリウスもシヴィックハイブリッドも横幅広過ぎだよとおもっていましたので、大歓迎です。
また、車重が1100キロとかなり軽いこともうれしいですね。ただ正直、もう少しダイエットできないの?ともおもいますが。
また、一部雑誌によれば未確認ながらベースグレードで180万ぐらいとの情報も聞かれ、ハイブリッドの「価格破壊」に向けて期待が高まります。
以上のようにホンダさんのコンパクトハイブリッドは小さい、軽い、安いとけっこう魅力的なことは確かです、じっさいかなり売れるのでしょう。しかし・・・
なにかが足りない・・
それはなんなのか?
それはラゲッジスペースです、なんて野暮はもういいません。では・・?
個人的にホンダさんが「価格破壊」のほかに「運転する楽しさ」を、トヨタさんのプリウスにぶつけてくるんだなというのはよくわかります。このご時世に安くてしかも燃費が良くて、さらに運転しても楽しいなんて夢のようなクルマですもんね。それはよくわかるんですが。
ではなにか?
巷間聞くところによりますと、インサイトで採用されるIMAシステム(ハイブリッドのシステム)は小さくて軽いクルマでなければその効果がよく表現できないといわれているそうです。だからインサイトは軽くてコンパクト。これはシステム上の要請だといえます。だけどそこにはなんというのか、次世代車としてのインパクトがもうひとつ欠けている気がする・・
どういうことかといいますと、現在各メーカーさんはそれぞれ次世代車にかんして大きなリスクを賭けて勝負されていますよね。たとえばニッサンさんは、世界初のクリーンディーゼルをマニュアルミッション車だけでも出したり(Xトレイルディーゼルターボのことです。)トヨタさんはiQという超コンパクトを、軽自動車という恐ろしく高い壁が本国にあることを承知で出してくる・・
これってなんというのか、すごく崇高な挑戦だなとおもえるんです。次世代車をどういうカタチにすることがいいのかな?という試行錯誤を折り込んだ挑戦だとおもうのです。(わたくしは個人的に上の両者は「原点回帰」だとおもっています。ディーゼル、マニュアル、超コンパクト・・・ 新しいものは「温故知新」からのみ生まれるとおもっています。その点でもインサイトは弱いような気がする・・)
もちろん商売ですから売れてなんぼの世界であることはわかりますが、インサイトには次世代車としての売りが価格破壊のほかには「走り」だけ?とおもえるのです。
そして「走り」であれば、
せめてマニュアルミッションは投入してほしい(初代インサイトにはありましたよね・・)とおもいます。それとハイブリッドとはいえエンジンの音には気をつかってほしい。軽自動車であってもホンダさんのエンジンの音を聞くためにマフラー換えてるバカなおやじのつぶやきです・・
PS: 以前FITのハイブリッドとこのインサイト、どっちがいいか?という投稿をしましたが、現時点では依然としてFITのほうがお気に入りです、来年2月の登場で実車をみて考えが変わるか否か、ちょっと楽しみです。