♪クルマと北国からのお届け物♪

このブログでは、新旧のクルマの事や北海道に現存する歴史のある建造物、
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ガラスの街・小樽

2008年1月9日

小樽にゆかりのある作家

小樽は、著名な作家を輩出している街である。

 

本日は、小樽にゆかりのある作家についてご紹介したいと思います。

 

 

小樽公園内にある石川啄木の歌碑

 

★ 石川啄木(1886(明治〜1912)

石川啄木は、現在の岩手県盛岡市出身で、小樽日報社の記者として、1907年(明治40年)9月〜1908年(明治41年)1月までの間まで滞在されていました。

啄木の作品は「

小樽市にある石川啄木の歌碑は「JR小樽駅界隈」、「小樽公園」、「水天宮」の3箇所にあり、写真の歌碑は1951年(昭和26年)11月に建立された歌碑です。

 

小樽公園にある石川啄木の歌碑には、このように記されています。

 

こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて 死なふと思ふ

 

この碑文は「一握の砂」の歌集の一節より収められた作品だそうです。

因みに、石川啄木が勤めていた小樽日報社の跡地は、JR小樽駅界隈にあり、この建物は札幌市厚別区にある「北海道開拓の村」内に展示されています。

 

 

伊藤 整文学碑

 

★ 伊藤 整(いとうせい:1905(明治35年)〜1969年(昭和44年))

1905年(明治35年)に北海道松前郡に生まれ、翌年の1906年(明治39年)に塩谷村(現在の小樽市塩谷)に移住し、小樽高等商業学校(現在の小樽商科大学)を卒業後、中学校教師を経て、東京商科大学に入学するが、文筆活動をするために中退、作品は火の鳥、霧氷など多数の作品があります。

 

伊藤整文学碑には、下記のように記されています。

 

私は浪の音を守歌にして眠る 騒がしく絶間なく 繰り返して語る灰色の年老いた浪 私は涙を涸れた凄愴なその物語りを つぎつぎに聞かされていて眠ってしまふ 私は白く崩れる波の穂を越えて 漂っている捨児だ 私の眺める空には 赤い夕映雲が流れてゆき そのあとへ星くづが一面に撒きちらされる ああこの美しい空の下で 海は私を揺さぶり上げ揺さぶり下げて 休むときもない

 

伊藤整の文学碑が建立されたのは、1970年(昭和45年)5月で、文学碑の碑文に使用されている石は「安山石」が使われているそうです。

 

 

小林多喜二 文学碑

 

★ 小林多喜二(1903(明治36年)〜1933年(昭和8年))

秋田県の貧しい農家の次男として生まれ、多喜二が4歳の時に小樽へ移住することになり、小樽商業学校(現在の小樽商業高校)を卒業し、小樽高等商業学校(現在の小樽商科大学)に入学。在籍した頃には雑誌に投稿したり、学校の校友会の編集委員として詩や短編作品を発表するなど、執筆活動をしていたといわれています。小樽高等商業学校を卒業した後に北海道拓殖銀行に入行。1930年に上京し、同年に治安維持法の疑いで逮捕され、1933年(昭和8年)に逮捕され、警察署内で拷問によって死去しました。

 

小林多喜二文学碑は、このように記されています。

 

「冬が近くなると ぼくはそのなつかしい国のことを考えて 深い感動に捉えられている そこには運河と倉庫と税関と桟橋がある そこでは 人は重つ苦しい空の下を どれも背をまげて歩いているぼくは何処を歩いていようが どの人を知っている 赤い断層を処々に見せている階段のように山にせり上がつている街を ぼくはどんなに愛しているか分からない」

 

この文学碑が建立されたのは、1965年(昭和40年)で、詩集「冬夜」という作品の中に「海の捨児」の冒頭の2連を抜粋した作品らしいです。

 

小林多喜二文学碑に記されている作品は、「1930年(昭和5年)に多喜二が治安維持法容疑で起訴され、刑務所の獄中から宛てた手紙の文章の一部から抜粋された」作品といわれています。

 

小樽は、さまざまな場所に文学碑や歌碑などがあり、この街は文学の街として知られています。

写真でご紹介した文学碑(歌碑)以外には、小田観螢(おだかんけい)、八田尚之などの作品があります。

小田観螢の作品については、春以降にご紹介する予定です。


2008年1月9日 0:15

コメント

kuru [2008年1月9日 4:07
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
「小林多喜二 文学碑」の写真がすっごく神秘的ですね♪
著名な作家は心に響く何かがありますね。
kuruの知り合いにも「三島由紀夫」の信者がいます。
深く知らないので浅く考えると、作品は良いけど行為が如何と思いますが、深く知れば良い所が見えて、行った行為にも理由が見えて来るんでしょうね。
文学は奥が深いです(^_^;)

のんのん2002 [2008年1月9日 6:13
おはようございます。
「小樽にゆかりのある作家」。今日、ご紹介いただいた方については、知っておりました。しかし、後の2名については「?」です。「文学碑」か何かで紹介していただいたような…。

takanish [2008年1月9日 8:22
おはようございます。
以前、小樽や札幌にあるこうした文学碑をご紹介戴いた時にも感じましたが、小樽は多くの文豪を生み出しているのですね。
小樽は、深みのあるいい街だとあらためて感じます。

ラクちゃん [2008年1月9日 20:05
こんばんはぁー(●´ー`)ノ ☆
LUXEL sanって色々と知ってますね♪
どこから、入手?

triplesix6 [2008年1月9日 20:56
こんばんわ!小樽にゆかりのある作家をご紹介下さり、有難うございます。
治安維持法にて逝去。昔の軍部のやり方はひどいです。心の自由を奪うことを普通と考え、それを抹殺するために何をやってもよい。それだけ昔の人は強い人だったんですね!

LUXEL [2008年1月9日 21:52
★kuruさんへ
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
>「小林多喜二 文学碑」の写真がすっごく神秘的ですね♪
この文学碑を見ると、威厳は雰囲気が漂います。
写真では分かりにくいのですが、写真左側に小林多喜二の顔像があります。
三島由紀夫も有名な作家で、彼の作品では「鹿鳴館」が有名だそうで、鹿鳴館は先日ドラマで放映していましたね。私はこの作品のドラマを残念ながら拝見していませんね。
文学の世界は、kuruさんが仰るとおり、奥が深いですね。

かじやん [2008年1月9日 21:55
  こんばんわ
 昔は、時代にどっぷりつかって 自分の置かれた環境、生き様などを じっくり考えることが できたんでしょうか?
 現代では、そういう環境さえも 難しく感じられますね。
 やはり、時代に流されず、自分の考えをしっかり持って 生きて行きたいと思います。

LUXEL [2008年1月9日 21:57
★のんのん2002さんへ
こんばんは。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
今回の記事は、著名な作家だけに焦点を置いてみました。
八田尚之というシナリオ作家の文学碑は、鰊御殿の前にあります。こちらは以前にご紹介させていただきました。
一方の小田観螢は、旭展望台界隈に2つの石碑があるそうで、こちらは現在、旭展望台が冬季の通行止めに入ったので、4月以降にご紹介できるかと思います。
もうしばらくお待ち下さい。

LUXEL [2008年1月9日 22:00
★takanishさんへ
こんばんは。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
小樽という街は、有名な作家を輩出している地域です。作家とは限らず、美術家も多く輩出されているといわれているそうです。
いずれ、小樽にゆかりのある作家達の作品をかいつまんでご紹介したいと考えています。

LUXEL [2008年1月9日 22:03
★ラクちゃんへ
こんばんは。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
私の書いている記事は、書店で売られている本を参考にしている事が非常に多いです。
私自身で分からないことがあれば、本などを使って調べる事がありますよ(苦笑)

LUXEL [2008年1月9日 22:06
★triplesix6さんへ
こんばんは。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
小林多喜二は、警察署内の拷問によって死去されたといわれていて、当時の軍部の力が物凄くあったと思いますね。

LUXEL [2008年1月9日 22:12
★かじやんさんへ
こんばんは。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
>昔は、時代にどっぷりつかって 自分の置かれた環境、生き様などを じっくり考えることが できたんでしょうか?
作家の住んでいた環境や風景などを観察しながら、一冊の作品として記されていたのではないかなと思いますね。
そのように考えると、昔の時の流れがゆったりとした感じだったんでしょうね。
>やはり、時代に流されず、自分の考えをしっかり持って 生きて行きたいと思います。
考える力は大事ですね。
時が流れても信念を持つ事により、生きる力を与えてくれると私はそう考えていますね。

かうりん [2008年1月9日 23:01
こんばんは、かうりんです。
遅くなりましたが、おめでとうございます。
どうぞ、本年も宜しくお願いを致します。
相変わらず、LUXELさんはロマンチストなのですね。
私は、伊藤さんという方のお名前を恥ずかしいのですが、初めて知りました。(恥ずかしい)
色々と、このブログで教えて下さいね。

Y's [2008年1月10日 0:13
こんばんわ。
そうそうたる文豪の方々がいらっしゃったのですね。
小樽には、文化人を惹きつける魅力と風土が多くあることが分かりました。

LUXEL [2008年1月10日 21:17
★かうりんさんへ
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
私は、伊藤整の文学碑があることだけは、10年ほど前に知りましたが、この作家の経歴については、去年の夏に知りました。
小樽という街は、文学の街として知られています。
私のブログでは、小樽とは限らず、北海道の地名の由来について色々とご紹介していきたいと考えています。
そして、かうりんさんにとって、良い1年が過ごせますよう、お祈りしています。

LUXEL [2008年1月10日 21:21
★Y'sさんへ
こんばんは。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
>そうそうたる文豪の方々がいらっしゃったのですね。
はい。
石川啄木とはじめ、伊藤整や八田尚之などが小樽にゆかりのある作家として知られています。
小樽市内に20箇所以上の文学碑があって、文学碑の散策もなかなか面白いですよ。
また、ブログにてご紹介していない文学碑があるので、 春になったらちょくちょく取り上げていきます。

EP82-SW20 [2008年1月13日 22:51
こんばんは。
石川啄木・小林多喜二、この二人は国語の教科書に登場していましたので知っていますが、伊藤 整は知らない。
と、言う事は、多分彼の作品が載っている教科書ではなかったのだと思います。
石川啄木の方が私の印象は強いのですが、「学習漫画」なるもので彼を知っていて、それから教科書で出会ったからだと思います。

LUXEL [2008年1月14日 21:08
★EP82-SW20さんへ
こんばんは。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
>石川啄木・小林多喜二、この二人は国語の教科書に登場していましたので知っていますが、伊藤 整は知らない。
石川啄木や小林多喜二の作品は、学校の教科書に載ることがありますね。
私は、残念ながらこのお二方の作品を教科書で見た記憶が残っていませんね(苦笑)

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