試乗記・14〜スバル フォレスター〜
更に進化した「オールラウンド・SUV」
本日の2本目の記事は、「スバル フォレスター」のインプレッションをお伝えしたいと思います。

スバル フォレスター・フロントビュー(写真は2.0XT)
★ 試乗グレード 2.0XS(4速AT)
★ フォレスターの概要
フォレスターは1997年に登場した「SUV」で、2007年12月に3代目に進化しました。エンジンは2.0LNAと2.0Lターボの2種類が用意され、DOHC4バルブ化されたのが目新しい点となっています。トランスミッションは5速MTと4速ATと組み合わせとなります。
3代目フォレスターの特徴としては、SI‐シャシーと呼ばれる新型プラットホームを採用され、サスペンションはフロントは従来通り、ストラット式サスペンションですが、リアはダブルウイッシュボーン式に進化されました。
装備としては、「プッシュ式スタート」と「キーレスアクセス」(全車にメーカーオプション)をはじめ、SIドライブ(XTグレードに標準)、ワンタッチフォールディング機構付きリアシート(Xグレードを除く)などが用意されています。
★ フォレスターを見た印象
エクステリアデザインは、フォレスターのDNAを受け継がれ、エクステリア全体のフォルムは曲線状に描かれていると感じます。、リアデザインは、アメリカン的な要素が強く、SUVセグメントに相応しいデザインに仕上がっていますが、イメージとしてはシボレートレイルブレイザーに何となく似ていて、個人的にはちょっと没個性という感じがします。
インパネのデザインは、現行型インプレッサに近いイメージがあり、センタークラスター部のデザインは質感が低く、このデザインの纏まり方に好みが分かれるところでしょう。
★ ボクサーサウンドが潜めたエンジン
フォレスターに乗ったときに、スバル独特の「ボクサーサウンド」が巧く抑えられたエンジンチューニングになっている事を気付きました。個人的には、ボクサーサウンドが好みですが、このエンジン音を聞いたときは、いささか寂しい感じがしました。エンジンの特性は、低回転域でもトルク感があり、街中では扱いやすいエンジンチューニングに仕上がっています。
トランスミッションは4速ATで、燃費の事を考慮すると、5速ATが欲しい所です。シフトショックも気にならず、自然なフィールに仕上がっているという印象が残っています。旧態化しつつある4速ATを採用された事が残念で、個人的にはレガシィ3Lに搭載されている5速ATが欲しい所で、これを搭載されたとしたら、燃費面で、大きく貢献し、エンジンのフィーリングも更に良くなるだろうと思います。
★ サスペンションの動き方はしなやか
フォレスターのサスペンションはしなやかな乗り味に仕上がって、フラット感もそこそこあり、サスペンションアームなどのサスペンション部品の無駄な動きが全く感じられませんでした。フロア剛性もしっかりしていて、これがフォレスターの最大の美点だと思います。
フォレスターは、前方の視界も素晴らしく、ボンネットの先端が分かり易く、アイポイントも適宜です。ちょっと気になったのは、正方形に近い形状のドアミラーを採用されているため、ミラーの視界が狭いことです。
ハンドリングは未知数ですが、パワステのアシスト機構は電動式を採用されているのにもかかわらず、油圧に近いフィールに仕上がっていると感じました。
ステアリングコラムの剛性感も高そうで、路面の情報をドライバーへきちんと伝えてくれる点も美点です。
フォレスターは、オールラウンダーカーという性格であり、荷室と居住性のバランスが巧く融合されたSUVです。フォレスターのライバルは、エクストレイルに当たり、これと比較してみると、フォレスターとエクストレイルの性格の違いをはっきりしていたことに気付き、エクストレイルは、オフロードの性格が強いと感じます。
また、フォレスターは5速MTが全車に設定されていて、MT派にとっては朗報です。
このクルマは、スバルの新しいテイストを提供してくれる1台だと思います。
【関連記事】
★ WAGENさんのブログ「WAGENの私的・試乗日記・試乗・第20速・フォレスター(スバル)
URL=http://gazoo.com/G-Blog/drive2007/22449/Article.aspx
WAGENさんのブログでは、旧型フォレスターのインプレッションをお伝えしています。
【参考】
★ スバルオフィシャルサイト・「フォレスター」
URL=http://www.subaru.jp/forester/forester/