トヨタ カローラ・スプリンター(KE15・17型)
ファスト・バックスタイルに纏った、初代カローラのスポーティモデル。
本日の2本目の記事は、初代カローラシリーズの1つであった「カローラ・スプリンター」をご紹介します。

トヨタ カローラ・スプリンター フロントビュー
カローラ・スプリンターがデビューしたのは、1968年(昭和43年)5月で、初代カローラがデビューしてから1年半の歳月が経過していました。
このクルマがデビューする2ヶ月前に初代カローラの最大のライバルであった初代サニー(B10型)のクーペモデルが追加されました(形式名はKB10型)。
このクルマの取り扱い販売店は、ネッツ店の前身に当たるオート店が担当し、オート店が設立したのはこのクルマが販売される前年である1967年(昭和42年)の事でした。
サスペンションは、初代カローラと同様、フロント・マクファーソン式ストラット(コイルと横置きリーフスプリングの併用式。リーフスプリングはロアアームの下部に取り付けられ、このスプリングはスタビライザーの機能と補助スプリングの役目を兼ねていたそうです)、リアはリジット・アクスル・リーフスプリング式を採用されていました。
因みに現在のクルマのサスペンションとして常識的なマクファーソン式ストラットを日本で初めて採用されたクルマは初代カローラでした(注=カローラがデビューする前にホンダ車でマクファーソン式ストラットがごく少数で採用されていたらしいです)。
エンジンはK型系で、スポーティモデルのSL(スポーティ&ラグジュアリーの略)には、ツインキャブが装着された「K−B」型が搭載され、ボアは75mm、ストロークは61mm、エンジンの総排気量は1077tで、最大出力は73Ps/6600rpm、最大トルクは9.0kgm/4600rpmを発生していました。
このクルマのエクステリアの特徴は、ファストバックが採用されていた事で、リア部のラインはなだらかに描かれ、エクステリアデザインは、カローラのスポーティモデルに相応しいスタイリングに纏っていました。
1969年(昭和44年)にマイナーチェンジを実施し、エンジンは3K型系へ換装され、ボアはそのままにストロークを5mm伸ばし、総排気量は1166ccとなり、SLに搭載されていた「3K−B」は、「K−B」型と比較すると、最大出力は4Ps、最大トルクは0.6kgmでエンジン出力とトルクが増強されました。
1970年(昭和45年)5月にカローラが2代目へバトンタッチされると共に、カローラ・スプリンターは「スプリンター」の名が与えられ、カローラの兄弟車種として独立しました。
【参考】
★ Gazoo.com・名車館「1968年 トヨタ カローラ・スプリンター SL」
URL=https://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=769