試乗記・23〜ニッサン ティアナ〜
「おもてなし」の心を大切にしたセダン
本日の2本目の記事は、ニッサンティアナの試乗短評と実車を
見たときの印象を述べたいと思います。

ニッサン ティアナ フロントビュー(写真は350XV・オプション装着車)
☆試乗グレード 250XV(エクストロニックCVT)
☆ティアナ概要
ニッサンティアナは「モダンリビング」をコンセプトにして生まれたセダンで、2008年6月に2代目へ移行されました。このクルマのボディサイズは、全長4850mm、全幅1795mm、全高が1475mm(4WDモデルは+25mm)で、ボディサイズは13代目クラウンとほぼ匹敵する大きさとなっています。
エンジンは、VQ35DEとVQ25DE、4WD専用のQR25DEの3ユニットが用意され、トランスミッションはエクストロニックCVT(VQ35DEのみ6速MTモード付き)の組み合わせとなります。
2代目ティアナのウイークポイントとしては、スタイリッシュガラスサンルーフ(VQ35DE車に標準。一部グレードは非設定)が新設定されたことで、室内の解放感を高めてくれるアイテムといえます。また、プラットホームが新設計され、静粛性や乗り心地などの性能を向上させているとのことです。

ニッサン ティアナ リアビュー(写真は350XV・オプション装着車)
☆モダンリビングの進化
次にティアナの実車を見たときの印象を述べます。
このクルマを見たとき、ボディサイズが確実に大きくなったこととインテリアの質感が向上した点が挙げられます。エクステリアデザインは、初代ティアナで採用した「6ライトサイドウインドゥ」をそのまま引き継ぎ、アウタードアハンドルやプロテクションモールなどにメッキ装飾を使われ、ラグジュアリーセダンに相応しいデザインに仕上がっていると感じました。個人的な観点では写真でご紹介している濃厚色よりホワイトパールの方がティアナの上品さをアピールできると思います。

ニッサン ティアナのインテリア(写真は350XV・オプション装着車)
インテリアの印象ですが、シートの座り心地が良くなり、形状、クッション部のサポートが好印象ですが、ただ、長距離を試していないので、運転の疲れ等に関しては、断言できません。また、ウッド調パネルをはじめ、左右のスイングルーバー部にメッキを使う事により、落ち着いた雰囲気を醸し出し、先代モデルから引き継いだ「モダンリビング」というコンセプトを更に進化させたようなインテリアに仕上がっていると言えるでしょう。


写真左:ティアナのラゲッジスペース(VDA法計測値:506Lの容量を誇ります)
写真右:ティアナのメーターパネル
☆大人しさを追求した動力性能
このクルマの簡単な試乗した時の印象を述べます。
試乗したグレードに搭載されているエンジンは、新開発のVQ25DEで、VQならではの軽い回転フィールなど素性の良さが光るエンジンです。エンジンの音はスカイラインなどに搭載されている「VQHR型」とはまた違った音質を奏で、エンジンレスポンスはVQHR型より劣りますが、街中の扱いやすさではVQ25DEの方が一歩上回っている感じがしました。また、このエンジンの使用燃料はレギュラーが指定されているので、この点については評価が出来るといえます。
トランスミッションは新開発の「エクストロニックCVT」を搭載されていますが、いささか、CVT特有の「発進の遅さ」が気になりますが、この点を除けば、滑らかなミッションフィールを伝えてくれるので、エンジンとのマッチングは上々で、ティアナというクルマの性格を考えると、このセッティングが好ましいのではないかなと思います。

ティアナに搭載されている「VQエンジン」(写真はVQ35DE型)
☆しなやかに動くサスペンション
乗り心地は、フラット感がそこそこあり、サスペンションの動きがしなやかです。ただ、凹凸路面ではリア付近からのバタついた動きを感じさせる部分が若干あり、その点を除けば、快適な乗り心地を提供してくれるクルマだと思います。サスペンションの硬さは、硬くもなく柔らかくもないといった印象で、中庸的な性格を持っているサスペンションフィールに仕上がっていると感じました。
ハンドリングは市街地シーンによる試乗だったため、限界性能等を確かめることはできませんでしたが、パワステのアシスト量は適切で、油圧パワステならではの中立付近の曖昧さが払拭された手応えが好印象です。
ステアリングから伝わる路面の情報量もまずまずといった感じで、パワステのセッティングはステアリングを握る楽しさより安心感を追求したフィールに仕上がっていると思います。
2代目ティアナのキャッチコピーである「おもてなし」は質感の高いインテリアデザインがそれを物語っているでしょう。
ティアナの内装色はブラックよりシルキーエクリュという明るい内装の方をお勧めしたいです。この色を選ぶとティアナのインテリアデザインの魅力を増すと感じています。
このクルマの全体的な仕上がりは、「大人しさを追求したセダン」という印象が強いと思います。
【関連記事】
☆WAGENさんのブログ「WAGENの私的・試乗日記・試乗・第22速 TEANA(日産)」
URL=https://gazoo.com/G-Blog/drive2007/22589/Article.aspx
この記事では初代ティアナの印象を述べて頂いています。
【参考】
☆日産ティアナ・オフィシャルサイト
URL=http://www2.nissan.co.jp/TEANA/J32/0806/index.html