ドライブ王国in札幌 Part2
伝説の名車「トヨタ2000GT」、このイベントでは、オープントップが展示されていました。
本日も昨日に引き続き、
「ドライブ王国in札幌」の模様をお届けします。
今回は、このイベントで展示されていた
トヨタ2000GTを特集します。
私自身、このイベントに行った決め手となったのは
このクルマの展示されることをネットを通じて知ったからです。。。

トヨタ2000GT オープントップ フロントビュー@
まずは、トヨタ2000GTというクルマについて、解説をしたいと思います。
【解説】
☆トヨタ2000GT(MF10型)
トヨタ2000GTは1965年10月に開催された東京モーターショーにて参考出品され、ショーモデルの2000GTは、ホイールがワイヤーホイールを用いられたようです。
丁度、この年に開催された東京モーターショーには、ホンダS800といったクルマ等が展示されていたそうです。
それから1年後に当たる1966年10月に、茨城県谷田部(現在は、つくば市に移転)にある自動車高速試験場(現:日本自動車研究所、通称:JARI)にて高速トライアルに挑戦し、当時、公表されていたFIA(国際自動車連盟)公認トラックという正式項目があり、このクルマは3つの世界記録、13の国際項目を塗り替えた事で知られています。
トヨタ2000GTが発売されたのは、1967年5月のことで、ほぼ同時期にマツダでは世界初2ローター・ロータリーエンジンが搭載されたコスモスポーツが発売されたタイミングとほぼ同じでした。
エンジンは、2代目クラウンに搭載されていた直列6気筒「M型」をベースに、ソレックスキャブを3連装、SOHCカムをDOHCへ変更されるなどといったエンジン中ーにングを施し、最大出力は150ps(110kw)/6600rpm、最大トルクは18.0Kg・mを発生し、エンジン形式名は「3M型」で、このエンジンの開発は、ヤマハとの技術提携によって実現したといわれており、DOHCエンジンは、トヨタにとって初めて採用されたのがこのクルマからでした。
ボディは、X型バックボーンフレーム、サスペンションは4輪ダブルウイッシュボーン、ブレーキはサーボ付き(倍力装置)の4輪ディスク、ステアリング機構はラック&ピニオン、ホイールは鋳造マグネシウムホイールなどがそれぞれ採用され、このクルマに投じたメカニズムは、当時のトヨタの技術力がこのクルマに結集されたと言えるでしょう。
このクルマのインスルメントパネルに使われている本木目パネルは、ヤマハが培った楽器のノウハウが使われていたと言われ、このパネルのフィニッシュが今日の目で見ても素晴らしいと感じます。また、このクルマの生産方式は、ハンドメイドによって組み立てられ、これもヤマハの技術力が関わっていたそうです。
トヨタ2000GTが発売された時に付けられたプライスタグは、238万円で、初代カローラ(KE10型)4ドアセダン・DX(価格は52万円)が4台買ってもお釣りが来るほど、高価なクルマで、現在の紙幣価値に直すと2000万円程度になるでしょう。
(参考=1967年 当時の大卒初任給は26000円前後)
エクステリアデザインは、デビュー当初、トヨタ社内によるものだと言われていましたが、後に野崎喩氏がこのクルマのデザインを担当されたことを公表されたのは、今から数年前の事でした。
1969年にマイナーチェンジを実施し、フロントマスク、インスルメントルパネルのデザイン変更、ボディーカラーの追加、イージードライブを可能とした「トヨグライド(3速AT)」の追加などが盛り込まれていました。
そして、マイナーチェンジが行われた1年後に当たる1970年にこのクルマが生産を中止され、このクルマの生産台数は337台でした。

トヨタ2000GT オープントップ
今回、このイベントで展示されていた2000GTは、
1967年にショーン・コネリー氏が主演し、公開された映画
「007は二度死ぬ」のボンドカーとして使われていたクルマです。
「トヨタ2000GT オープントップ」は特注で2台だけ生産され、
1台は行方不明だという説があるそうです。
私自身、「トヨタ2000GT オープントップ」の実車を見たのは初めてでした。
今日の目でトヨタ2000GTを見ると、とてもコンパクトに見え、
デビューしてから40年以上経った今日でも、
このクルマのエクステリアデザインに
全く色褪せていないという印象が強かったです。

トヨタ2000GT オープントップ フロントフェンダー
「トヨタ2000GT オープントップ」もトヨタ2000GTショーモデルと同様、
ワイヤーホイールが与えられている事に目を引きます。
市販モデルの2000GTには、
鋳造のマグネシウム・ホイールが装着されていました。

トヨタ2000GT オープントップ フロントビューA
実車の前には、このクルマの解説が記されたパネルが展示されていました。

トヨタ2000GT オープントップ インスルメントルパネル
このクルマのインスルメントルパネルには、本木目パネルが与えられ、
本木目パネルの仕上がりが美しく、職人さんの心が込められた
本木目パネルに仕上がっているという印象が強いです。
シートのバックレストに隠れて分からないのですが
パーキングブレーキは、ステッキ式が用いられています。
なお、マイナーチェンジ後の2000GTのインスルメントルパネルのデザインは、
ヒーターパネルの上にある時計などのデザインが異なります。

トヨタ2000GT オープントップ リアフェンダーから見た時のスナップ
「トヨタ2000GTオープントップ」の
デザインの美しさが感じられるのは、
この角度から見たときが一番良いと思います。

トヨタ2000GT オープントップ リアビュー@
マフラーはセンターにレイアウトされ、丸型2灯テールランプ、
キャプトンマフラーが2000GTのエクステリアデザインの
特徴の1つとして、巧みに表現されているでしょう。

トヨタ2000GT オープントップ リアビューA

トヨタ2000GT オープントップのフェンダー部に取り付けられているエンブレム
トヨタ2000GT。。。これを見たとき、とても感動したクルマでした。
このクルマはトヨタの名車として相応しく、
そして、日本を代表する名車でもあります。
今回、初めてトヨタ2000GTと対面し、
これは、前々から見てみたいと思っていたクルマでした。
トヨタ2000GT オープントップはトヨタ博物館にて
所蔵されているとクルマとのことです。
いつか、トヨタ博物館に展示されている
2000GTを見てみたいという気持ちが高まりました。
さて、明日の記事もこの続きをお届けします。

トヨタ2000GT ボンドカー(MF10型)の説明が記されたパネル
【トヨタ2000GT オープントップ 詳細】
ボディサイズ 全長:4175mm、全幅1600mm、全高1104mm
ホイールベース 2330mm
車両重量 1061kg
年式 1966年式
ボディカラー ホワイト(市販モデル名 ペガサスホワイト)
【関連記事】
☆triplesix6さんのブログ「原動機で伝えたい記(嬉写)」から
“ミニチュアモデルが大変身!partU”
URL=http://gazoo.com/G-BLOG/zeroctrip6/69359/Article.aspx
【参考@】
☆Gazoo.com名車館・1967年 トヨタ2000GT
URL=https://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=779
【参考A】
☆トヨタ博物館 ホームページ
URL=http://www.toyota.co.jp/Museum/index-j.html